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Posted on 2014年02月20日 09:57

九重親方 理事候補落選でわかった「謀略&黒い交流」

2014年02月20日 09:57

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 相撲協会NO2の「事業部長」を務める九重親方(58)=元横綱千代の富士=が、去る1月31日の理事候補選挙で11人中ただ1人落選した。優勝回数31回、国民栄誉賞横綱‥‥。数々の輝かしい栄光を手にした九重親方だが、その独断専行、黒い関係との交流、そしてドケチな行状が親方衆や力士に毛嫌いされていた。

「九重さんが手にしたのは5票。あと2票取っていれば、友綱親方に理事職を持って行かれることはなかった。九重親方の蓄財ぶりは相撲界でも5指に入る。2票ほどカネで買えば、当選したはず。実は、出羽一門のドンの北の湖理事長が九重親方に水面下で『票を回してやる』と口約束していて、九重親方はその言葉を信じて買収工作せず、それが異例の落選につながった。要するに北の湖理事長に一杯食わされたんですよ」

 こう語るのは事情に詳しい年配の元力士である。

 九重親方のドケチぶりは角界ではつとに有名だ。

「部屋の電気をムダに使っていないか、毎日厳しくチェックしているほど。95年には約1億3000万円の申告漏れを指摘され、修正申告に応じ追徴課税された。事業部長に就任してからは協会のお客さんを銀座にある自分の店で接待。『俺たちがこんなに苦労しているのにあの人だけやりたい放題だ』と職員がグチってました」(相撲関係者)

 金持ちは日頃倹約して、本当に必要な時は惜しげもなく大金を使うが、本当に必要な時に惜しんでいたというのである。「不徳の致すところ」──九重親方自身、頭を下げて人にモノを頼むことができない自分の性格を明かしているが、数々の栄誉が邪魔して頭を下げることができなかったのか。

 そんな九重親方を「二枚舌」を使い理事から追放した北の湖理事長だが、「九重親方憎し」の気持ちは想像以上に大きかったという。

「初場所前から相撲協会に怪文書が流れましてね。独断専行でパチンコメーカーとライセンス契約を結んだ北の湖理事長の側近で、協会顧問のX氏の悪事を吹聴するものだった。いったい誰が流したのか。理事候補選の前だったので、北の湖理事長のライバルである九重親方の周辺と噂されたが、誰がやったかは特定されていません。でも、北の湖理事長は大激怒。九重親方を落とす“指令”を出羽一門の親方衆に出したそうです」(前出・元力士)

 九重親方が落選し快哉を叫んだ親方も少なくない。

「親方衆は皆ホッとしてますよ。何しろ九重親方のヤクザ交流はかなり目立っていた。現役時代、夫人との婚礼の席には山口組系元組長らコワモテが出席。それが発覚して、師匠である当時の九重親方(元横綱北の富士)が役員待遇からヒラに降格されたほど。今の九重親方が理事長になったら何が飛び出すかわかりませんからね」(元力士)

 実は、九重親方は今回の選挙で理事に再選されていたら、北の湖追い落としのクーデターを起こす計画だったという衝撃的な話が伝わっている。

「新公益法人に移行した最初の理事会には外部理事も出席して、話し合いが行われる。九重親方はここで側近X氏の悪事を暴露して、北の湖理事長解任の緊急動議を出す腹づもりだったと言われます。しかし、その計画もパーになった」(角界関係者)

 相撲評論家の中沢潔氏が言う。

「ここ数年、スキャンダル続きの相撲協会は、新公益法人に移行するにあたり体質を改めるべきでしたが、その大事な時期に権力闘争しているんですからあきれて物が言えません。今後も何も変わらないと思います」

 OB力士の土俵外ワル行状ばかりが目立つようでは、往時の人気回復には程遠いと言わざるをえない。

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