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佐々木朗希、オープン戦から163キロ!「覚醒シーズン」始動を可能にした「要因」

 まさに「無双状態」。プロ野球ファンには言わずもがな、ロッテの佐々木朗希のことだ。オープン戦など今季3試合の実戦登板では無失点(3月17日現在)。自己最速の163キロストレートや150キロ近いフォークで相手を三振に切って取る姿は、圧倒的なスターのオーラを放っている。

 昨季終盤から気配はあった、と語るのはパ他球団のスコアラーだ。

「楽天とのクライマックスシリーズの初戦、則本昂大と投げ合った試合でした。佐々木は2回に自身の1塁への悪送球で先制を許しましたが、その後はすぐに立ち直って毎回の10三振、6回1失点という好投を見せました。堂々たるピッチングを見て、これはモノが違う、来季はすごいことになるぞ、と震えました」

 事実、佐々木はプロ初登板となった昨年5月から、尻上がりにプロの1軍打者に順応。最終的に11試合登板の3勝2敗と目立つ成績ではなかったが、3試合を投げた10月に至っては、勝利数こそ1勝だったものの19イニングで自責点1、防御率0.47、奪三振率12.79という驚異的な成績を残している。

 ロッテOBで野球解説者のギャオス内藤氏も、今の佐々木の充実ぶりを手放しで称賛する。

「エグいですよね(笑)。普通、彼のように足を大きく上げるダイナミックなフォームは、一般的には球速重視でコントロールに狂いが生じがち。速球投手って球が高めにすっぽ抜けることも少なくないでしょう? ですが佐々木は、内も外もきっちり低めを意識してビシバシ厳しいコースを突ける。これが凄い。おそらく本人は『160キロを投げよう』と思って投げていないんですよ。制球重視で、ストライクを取ることを優先している。それでも自然に160キロが出てしまっているんですよ。言うことなしですね」

 ヤクルト・奥川恭伸やオリックス・宮城大弥といった同級生に一歩遅れる形となったが、ようやく、世代ナンバーワンと言われた素質が開花したのは間違いないだろう。スポーツ紙遊軍記者が言う。

「昨シーズン中の佐々木は最速159キロで、結局160キロは出ませんでした。成長過程にある体力面を考慮してフルパワーで投げていなかった面もありますが、それが今年は2月の段階で160キロですからね。長くプロ野球の取材を続けてきましたが、そんなピッチャーは他に思い当たりません」

 それを可能にした要因とは─。その全容は、3月22日発売の「週刊アサヒ芸能」3月31日号で詳しくレポートしている。

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