政治

「日出ずる国はロシア」ついに日本を挑発し始めた「窮鼠」プーチンの思惑

 ロシアのプーチン大統領は9月5日、カムチャツカ半島で開催された環境フォーラムに出席し、「隣国の日本は『日出ずる国』と呼ばれるが、日本の東にはカムチャツカ半島などがある」と述べ、「真の日出ずる国はロシアだ」などと主張した。

「今回のプーチン氏の発言は、制裁を続けている日本への牽制でしょう。ただ、こうした言葉が飛び出すのは、ウクライナ侵攻が思い通りにいかない裏返しとも言えます。国内では長引く戦争で武器不足が浮き彫りになっており、数百万発のロケット弾や砲弾を北朝鮮政府から調達しようとする動きも発覚している。かなり窮地に陥っていることは間違いないでしょう」(政治ジャーナリスト)

 加えて、兵士不足も深刻だ。現時点で兵士だけで約1万5000人が死亡、4万5000人以上が負傷したとも伝えられ、兵員確保のため国内の大企業などを対象に「契約軍人」のノルマの割り当てまで始めたという。

「現地の人権団体の話では、プーチン氏が国営鉄道会社に1万人を集めるよう指示したといいます。契約軍人になれば約90万円の一時金と70万円程度の月給が払われるとされ、この額がロシアの平均月給4万円であることを考えれば、相当な好待遇と言えます。ただ、これには当然ながら国民の反発もある。そんな中、プーチン氏が年内の決着を模索しているとの話も聞こえており、日本への挑発も武器や兵士のかき集めも、優位な終わらせ方へ向けた動きとの見方があります」(前出・政治ジャーナリスト)

 最大の懸念は核兵器の使用だが、最後は虐殺王の「良心のかけら」に期待するしかないだろう。

(ケン高田)

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