社会
Posted on 2023年01月14日 17:59

富士山大噴火も引き起こす!「南海トラフ超巨大地震の続発確率は通常時の3600倍」衝撃論文の中身

2023年01月14日 17:59

 南海トラフの東側か西側でマグニチュード8以上の超巨大地震が発生した場合、1週間以内に反対側で同規模の地震が続発する確率は最大で通常時の3600倍に達する──。

 1月10日、東北大学の福島洋准教授らのチームがまとめた衝撃の研究結果が、学術雑「サイエンティフィック・リポーツ」に論文として発表された。

 駿河湾から九州沖へと伸びる南海トラフのプレート境界では、およそ100~200年間隔で超巨大地震が繰り返し発生してきた。その発生パターンとしては、東側と西側の震源域のプレートが同時にずれ動く「全割れ地震」と、東側か西側のどちらか一方の震源域のプレートだけがずれ動く「半割れ地震」の2タイプが知られている。

 そして、南海トラフ超巨大地震が90年に1回の頻度で発生すると仮定した場合、東側か西側の震源域における超巨大半割れ地震の発生から1週間以内に、反対側の震源域で超巨大半割れ地震が続発する確率は100~3600倍になるというのだ。地震学の専門家が言う。

「南海トラフ東側の震源域で発生する超巨大地震は東海地震とも呼ばれ、同様に西側の震源域で発生する超巨大地震は、南海地震とも呼ばれています。その連動性については多くの専門家が指摘しており、1854年に東側で発生した安政東海地震の約32時間後には、西側で安政南海地震が発生しています。また、1944年に東側で発生した昭和東海地震の約2年後には、西側で昭和南海地震が発生した。それだけに、今回の続発確率100~3600倍という試算結果には、専門家の心胆を寒からしめるものがあります」

 だが、こうした専門家が懸念しているのは、続発地震だけではなかった。ズバリ、半割れ地震であるか全割れ地震であるかを問わず、南海トラフで超巨大地震が発生した後の『富士山大噴火』への懸念なのだ。地震学の専門家が続ける。

「事実、1707年に全割れ地震として発生した宝永地震の49日後、富士山の6合目付近で『宝永の大噴火』が始まりました。宝永の大噴火は、平安時代の『延歴の大噴火』『貞観の大噴火』と並ぶ『3大噴火』のひとつと言われ、周辺地域に壊滅的な被害をもたらしたほか、遠方の地域にも多大な被害を与えたのです」

 今後30年以内に70~80%の確率で発生するとされている南海トラフ巨大地震とともに、忘れてはならない歴史の教訓だろう。

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    芸能
    2013年11月26日 10:00

    11月8日、歌手・島倉千代子(享年75)が肝臓ガンで死去した。島倉といえば、演歌の王道を歩むように、その生き様は苦労の連続だった。中でも、莫大な借金返済で味わった地獄は理不尽極まりなかったようで──。島倉は、男を信じて手形の保証人となったせ...

    記事全文を読む→
    芸能
    2026年04月28日 16:30

    バナナマンの日村勇紀が当面の間休養に専念すると、所属事務所ホリプロコムの公式サイトで発表した。今年に入ってから体調を崩すことが多く、医療機関を受診した結果、休養が必要との判断に至ったのだという。「心身の回復を第一に、コンディションを整えなが...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    スポーツ
    2026年05月07日 06:30

    ゴールデンウィークが明けても再起の見通しが立たず、長すぎる空白期間を過ごしているのは、左内腹斜筋肉離れでリハビリ中のヤクルト・山田哲人内野手である。沖縄・浦添キャンプのシートノック中に脇腹の張りを訴え、戦線離脱。5月になっても打撃のひねり動...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/5/12発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク