スポーツ

「スーパー中学生」ドルーリー朱瑛里を「土壇場で欠場」に追い込んだ「撮影と声かけ」の恐怖

 陸上界の「スーパー中学生」ドルーリー朱瑛里(しぇり)が、2月5日に出場を予定していた「BIWAKOクロカン2023」を欠場した。

 ドルーリーは1月15日に開催された全国都道府県対抗女子駅伝で17人抜きの快走を見せ、一躍、全国に名を轟かせた。

 続く1月29日の、岡山県の市町対抗駅伝では、津山市代表として3区(3キロ)に出場。区間記録を10秒更新する9分40秒で走り切る、ケタ外れのパフォーマンスを披露し、人気を不動のものにしていた。スポーツ紙記者が語る。

「2月5日の大会に向けて、各メディアが異例の取材体制を敷いていたのですが、2月3日に彼女の代理人弁護士が報道機関に向け、欠場を発表しました。それによれば、ドルーリーは周囲からの撮影や声かけの対処に不安を感じたことから、今回は見送る決断をしたといいます。中学生離れした走りと美貌でメディアの格好の的となっていましたが、まだ15歳。恐怖を感じた出来事もあったのでしょう。中学生の出場について弁護士がリリースを発表すること自体、異例中の異例ではあるものの、事故が起きる前に、この過熱ぶりに釘を刺したということです」

 ドルーリーは高校生になっても陸上を続けていくといい、報道やファンに向けて「もしどこかで見つけたとしても、動画を撮ったり、声かけは控えてほしいです。そっと見守っていただけるとありがたいです」とコメントしている。早くも出場が期待される五輪の大舞台はまだまだ先。今しばらくは、温かく見守ろうではないか。

(ケン高田)

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