社会
Posted on 2023年05月14日 09:58

邪馬台国と卑弥呼の謎を解く「弥生人の大量人骨と脳」が発掘!「鳥取・青谷上寺地遺跡」が示す「大乱」の証拠

2023年05月14日 09:58

 鳥取県鳥取市にある弥生時代最大級の集落跡「青谷上寺地遺跡」で、県による本格的な発掘調査が始まった。

 この遺跡は山陰自動車道の建設により発見され、第一次調査が1998年から3年3カ月の期間をかけて実施。約5500平方メートルの発掘現場からは、建物や火を使用した跡、大量の土器や木製の容器、鉄製農工具に貝塚などが出土し、約2200年前から約500年間にわたって栄えた大規模集落の存在が明らかになった。歴史研究家が解説する。

「しかもこの遺跡からは日本で初となる、弥生人の脳が3人分発見された。21年には採取されたDNAによって復元された、弥生人の顔が公開されています。さらに集落中心の東側からは、弥生時代後期の人骨が100人分以上発見されており、少なくとも10人には殺傷痕が見つかっている。そのため、大規模な戦があった可能性が指摘されているんです」

 そこで歴史マニアの心をくすぐるのが、弥生時代後期に起きたとされる「倭国大乱」との関連性だ。

 中国の複数の史書に登場する「倭国」は当時、日本で大勢力を誇っていた国家だが、これが「大乱」を起こしたと記されている。これは日本初の大規模内戦とされ、その原因は倭国の王位継承に端を発した争い、はたまた寒冷化による食物不足によって起きた襲撃など、諸説ある。その後、卑弥呼が王の座に就くことで戦争は終結し、邪馬台国連合が成立するという流れなのだが、

「青谷上寺地遺跡の集落で見つかった大量の人骨の年代と、倭国大乱が起きた時期が2世紀後半で重なります。しかも集落ではその後、急速に遺構跡が減少し、古墳時代には終焉を迎えている。そのため新たな発掘により『倭国大乱』との関係の手がかりが見つからないかと、専門家は注視しているのです」(前出・歴史研究家)

 すでに発見された人骨の殺傷痕は何を意味するのか。卑弥呼誕生までの経緯、さらには邪馬台国の場所についても、手がかりが見つかるかもしれない。

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    芸能
    2026年06月05日 11:00

    日本テレビの長寿演芸番組「笑点」の公式Xが、現メンバーの集合写真とともに〈【お知らせ】笑点がついに…重大発表6月7日(日)夕方5時30分から放送〉と6月4日に投稿した。1966年放送開始、今年で60周年を迎えたばかりの看板番組の「ついに」で...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    事件
    2026年06月11日 11:45

    プロ野球の元スター選手の息子が、詐欺容疑で逮捕された。事件としてはそれだけの話かもしれない。ただ、引っかかったのは事件そのものより、父親の仕事にまで響いたことだ。中日、オリックス、楽天で活躍し、引退後は解説者として親しまれてきた山崎武司氏で...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    芸能
    2026年06月11日 20:30

    名物演芸番組「笑点」(日本テレビ系)が「テレビコメディーパネル番組(週間)の最長放送」としてギネス世界記録に認定されたと発表したのは、6月7日の放送だった。2016年から6代目司会を務める春風亭昇太は「この番組を紡いできてくれた先輩たちに感...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/6/9発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク