スポーツ

中日チーム打率5位なのになぜか外国人投手補強という「現場のニーズに合わない」ドッチラケ

 開幕から借金生活が続いている中日ドラゴンズが、3月開催のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)パナマ代表だったメジャーリーグ・メッツ傘下でプレーしたウンベルト・メヒア投手を獲得することが分かった。

 近く正式に獲得発表されるメヒアは、メジャー通算8試合の先発で0勝5敗、防御率6.68と、実績は乏しい。球団は高い制球力が武器になると見込んで、先発投手での起用を軸に思案している。クローザーのライデル・マルティネスと共に中日投手陣の一助となれるか、注目される。

「ただ、それが現場のニーズと本当に合致しているのかはまた別の問題だ」

 と言うのは、さる球界OBの見方だ。続けて、

「5月23日時点で、チーム防御率は首位の阪神に次ぐ2.94と頑張っているが、チーム打率は村上宗隆などの不振でセ・リーグ5位に低迷するヤクルトのリーグワースト2割2分8厘に次ぐ2割3分9厘。それなのに投手を補強しても、攻撃陣の上積みには到底ならない。近年の中日は身内からも『うちは補強予算が少なすぎる』と嘆きの声が聞こえてくるほど酷い有り様。球団幹部の『補強ポーズ』の一環と捉えられても仕方がない」

 肩透かしの助っ人にならないことを願うばかりだ。

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