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記事全文を読む→サンスポ、水戸正晴の万券を生む血統論「ゴールデンナンバーの出番十分」
秋競馬の開幕だ! 今年は新潟で行われる「京成杯AH」は、連覇を狙うエクセラントカーヴを筆頭に、好メンバーが顔をそろえた。一方、阪神の「セントウルS」は、サマースプリントシリーズ最終戦。各陣営の力が入る。
今週から秋競馬。ただし、関東での中央場所は中山競馬場のスタンド改築が行われているため、夏競馬の延長で引き続き新潟での開催だ。
その第1回目の重賞は、京成杯AH。中山でのマイルのハンデ戦となると荒れるイメージを持つ。確かに09年の時のように14番人気のアップドラフトが2着にふんばりきり波乱となったが、過去10年を振り返ってみると、その時を含め馬単で万馬券になったのは3回のみ(馬連では2回)。今回はしかも直線の長い新潟。過去、この京成杯AHが新潟で行われたのは2回あったが、2番人気、1番人気馬が勝利している。荒れるという先入観を持ってはいけないようだ。
特徴としては生きのよい4、5歳馬が強い。過去10年では3~5歳馬が勝利を独占しており、6歳以上は未勝利。前走の中京記念を豪快に差し切って勝ったサダムパテックは疑ってかかるべきということか。
ハンデ戦だけに、各馬の背負う斤量が気になるところだ。これは意外や重いハンデを課せられた馬が、よく連対を果たしている。過去15年のデータをひもといてみよう。なんと57キロを背負った馬が5勝、2着3回、3着3回と最も活躍している。実績馬は素直に力を認めなければいけないようだ。続くはハンデ54キロの馬で4勝。2着4回、3着2回。これは4、3歳の昇り馬。勢いづいた馬は重視すべきということだろう。
このへんを頭に入れて今回の顔ぶれを見てみよう。
関屋記念勝ちのクラレント、中京記念を制したサダムパテックを筆頭に、エクセラントカーヴ、サトノギャラント、そしてキングズオブザサン、ショウナンアチーヴ、タガノブルグの3歳勢が人気を分け合うことになるか。
しかしクラレント、サダムパテックは、ともに前走より1キロ重い58キロ、59キロのハンデを課せられるはずだ。楽な競馬は望めないだろう。ならば毎度同じ56キロを背負って勝ち切れないでいるサトノギャラント(今回もハンデは56キロと思われる)より、3歳馬ということになるが、これでは穴党としておもしろくない。
今回は伏兵陣も多彩。クセ者ぞろいとあっては、そちらに目を向けようではないか。有力どころを軽視するわけでは断じてないが、最も期待を寄せてみたいのはゴールデンナンバーだ。
追い込み一辺倒の脚質で展開に注文がつくのは弱み。ざっと見渡して典型的な逃げ、先行脚質馬はいない。恐らくこの顔ぶれならアーデントが先導役を買って出るのだろう。
ハンデを背負うクラレント、そしてキングズオブザサン、ミトラがこれに続くはず。いずれも付かず離れずプレッシャーをかけての先行策だけに、思いのほかペースは速くなるのではないか。マイル戦だけに、そしてこれらの馬はそれぞれ色気を持っているだけに、自然に流れは速くなる──そう展開を読んでみた。
ならば、ゴールデンナンバーの出番は十分ある。今回は2カ月半ぶりの実戦だが、僅差だった前走後、すぐここを目標に置き、この中間はじっくりと乗り込んできた。鉄砲駆けの実績に乏しいが、すっきりと張りのある好馬体からして仕上がり状態のよさは歴然だ。
しかも芝のマイル戦は最も得意とするところ。ヴィルシーナが逃げ切ったヴィクトリアマイルで最後方からコンマ5秒差まで詰め寄った豪脚は、直線の長い平坦の新潟でフル回転されるはずだ。ハンデは前走より1キロ軽い53キロが予想されるが、ならばより持ち味が生きるというもの。BCクラシックを勝ったアルカング(GI2勝)など近親に活躍馬が多くいる良血。良馬場条件に“一発”十分だ。
◆アサヒ芸能9/9発売(9/18号)より
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