もう真夏の外出は、根性で乗り切る時代ではないらしい。気象庁は今年、最高気温40度以上の日を「酷暑日」と新たに決めた。猛暑日を超える暑さが日常化したことで、服そのものが冷却機器になる流れも加速している。これまでのファン付きウェアは「現場作業用...
記事全文を読む→掛布雅之 二刀流が成立した大谷翔平(1)
前回はセ・リーグの個人タイトルを話題にしましたが、タイトル以上に価値のある記録が生まれました。日本ハム・大谷が9月7日のオリックス戦(京セラD)の4回一死、バックスクリーン右へ10号ソロを放ちました。プロ野球初の同一シーズン「10勝&10号」の達成です。メジャーでも、あのベーブ・ルースが1918年に達成しただけの歴史的な快挙です。
マスコミは逸材が登場するたびに「10年に一人」や「50年に一人」などの表現を使いますが、大谷はまさしく「80年に一人」の男です。日本にプロ野球が誕生して約80年がたちますが、二刀流として誰一人できなかった数字を残したのです。
身長193センチ、体重90キロの恵まれた体から、160キロを超えるボールを投げ、打席では広角にスタンドインさせるパワフルなスイング。我々の現役時代には考えられないスケールの大きさです。2010年代という時代が生んだスーパースターとも言えます。
考えてみると、一般的な洋服のサイズも同じLサイズでも、今のほうが昔より大きいと聞きます。それだけ日本人の体格が変化してきたのです。欧米の食文化が完全に浸透し、科学的なトレーニングも発達。インターネットの普及により、情報もあふれています。今の若い選手は高校時代からプロと同じようなトレーニングができる環境が整っているのです。
昔も体格だけなら、ジャイアント馬場さんやジャンボ仲根さんなど、大谷以上の選手がいました。でも当時は科学的なトレーニング方法がなく、規格外の体の選手を教えることのできる指導者もいなかった。大きい体を効果的に使いこなすことができなかったのです。身長209センチのジャイアント馬場さんが今の環境で野球をやっていれば、とんでもない投手になっていた可能性があります。
大谷の打撃面を分析すると、1年目よりも腕をうまく使えるようになりました。腕が長い分だけ窮屈そうに見えていたのですが、今年のほうが楽にスイングしている感じです。私が仮に大谷に教える立場だとしても、今のまま自由にやらせるでしょう。これだけの結果を残しているのですから、いろいろと細かいことを修正すると、よさを消してしまいます。自分の感覚で肩、腰、膝をレベルに使ってくれ、と言うぐらいです。
なぜ「自分の感覚で」という前置きをするかというと、彼と私はまったく体形が違うのです。スイング中に少し左肩が下がっているように見えますが、これも背が高いからそのほうが理にかなっているのかもしれません。大谷のような規格外の選手には、指導者も柔らかい頭で接しないといけないのです。
例えば内野の守備でも今と昔とでは理論が違ってきて当然です。腕が長ければ膝を曲げなくてもグラブは地面に着くのです。ヤンキースの名遊撃手のジーターのように、腰高でもいいのです。我々の時代は股を割って、腰を落とせ、と口を酸っぱくして教えられましたが、そういう時代ではなくなっています。
阪神Vのための「後継者」育成哲学を書いた掛布DCの著書「『新・ミスタータイガース』の作り方」(徳間書店・1300円+税)が絶賛発売中。
ドジャース・大谷翔平の第二子誕生をめぐって、フェミニストを名乗る女性たちがSNS上で「多産DVだ」「年子出産は女性虐待だ」と騒いでいる。大谷夫妻は昨年4月20日に第一子誕生を報告、この6月20日に第二子誕生をアナウンスした。これら誹謗中傷コ...
記事全文を読む→一発出たら同点。3-7と4点をリードされて迎えた7回裏、二死満塁の場面。この日いちばんの勝負どころで、広島・新井貴浩監督がベンチから送り出した代打は捕手・石原貴規だった。結果は空振り三振。最大の山場でなぜ、より長打を見込める打者を送り込まな...
記事全文を読む→これはトレードのショーケースなのだろうか。そう思ってしまったのは、阪神タイガースの梅野隆太郎捕手が2軍から再昇格し、6月23日のヤクルト戦に即スタメン出場して攻守に高い能力を見せつけたことだ。1-0とリードした5回に二塁打を放ってチャンスメ...
記事全文を読む→

