スポーツ

プロ野球オールスター地上波中継「途中打ち切り」に文句を言うのは「事情を知らない言いがかり」

「マイナビオールスターゲーム2023」第1戦が7月19日、中日の本拠地バンテリンドームナゴヤで開催されたが、中継を担当したテレビ朝日は、地上波での放送を途中で打ち切った。

 中継は午後6時半から始まり、8時54分に終了。中継終盤にはBS朝日でリレー中継する旨や、試合の結果を「報道ステーション」で伝えることも、併せてアナウンスされた。在京テレビ局関係者が言う。

「午後9時からはドラマ『刑事7人』を放送しており、まさにスポーツよりドラマを選択した編成判断ということ。途中打ち切りでネット上が荒れたといいますが、もはや言いがかりに近い。今回は系列のCS放送でも完全生中継を行い、ネット放送『ABEMA』でも無料で完全配信を実施した。マツダスタジアムでの2戦目も同様です。テレビ朝日がオールスターの中継を手放さないのは、単純に侍ジャパンの放映権を優先的に取りたいから。オールスター中継は日本野球機構(NPB)への実績アピールにも使えますからね」

 放送環境やテレビ局の事情が日々刻々と変化していることに気付いていないのは、実は視聴者だけかもしれない。

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