社会
Posted on 2023年07月22日 17:58

「サンデーモーニング」でも妄言拡散…「LGBT理解増進法のデマ解説はやめてくれ」という当事者団体の憤激反論

2023年07月22日 17:58

 性的指向及びジェンダーアイデンティティの多様性に関する国民の理解の増進に関する法律(以下、理解増進法)。この長い名前の法律が6月23日に施行され、多様な性に対する施策が始まっている。

 そんな矢先の7月11日に、トランスジェンダーの職場環境をめぐる最高裁判決が下された。経済産業省ビル内の女性用トイレ利用を制限されたのは不当だとして、トランスジェンダー職員が国を訴えていたのだ。判決は「国の対応は違法」というものだった。

 この件に憤激の声を上げたのは、元警察官で一般社団法人LGBT理解増進会代表理事の繁内幸治氏と共同で、Twitter等で活動する玉置祐道氏である。

「この最高裁判決により、テレビなどの各マスコミでは、性同一性障害による、本人が望む性の施設利用が認められた経緯等を全く無視し、無責任なデマや憶測を言い散らかしています」

 いったいどういうことかといえば、

「このトランスジェンダー職員の性同一性障害を経済産業省が認める一方で、他の女性職員の拒否があるとして一部制限を設けた理由が曖昧だったために出た判決。つまり、トイレ使用の制限が認められなかった判決であって、使用の是非ではないのです。あくまでも管理者との話し合いを経て、犯罪にならないように認められた『個人』が、限られた施設での女性用トイレの使用が可能となったにすぎません」(玉置氏)

 それなのに多くの報道では、政治家や弁護士らが「女装した犯罪者がトイレに入ることが可能になった」「女装した男性が、公衆浴場の脱衣所に入ることを防げない」などとワケのわからないことを吹聴したのだと、玉置氏は主張する。

「そうした女装犯は以前から存在しています。『可能になった』などというのはおかしな言い方で、昔も今も捕まります」

 その上で、次のようにも言及するのだ。

「7月17日の『サンデーモーニング』(TBS系)では、女装した男性がトイレに侵入するなど妄想であると、実際に発生している犯罪をないもののような妄言を展開していました。ことさらに混乱を煽るかのような番組制作がなされています。このようないい加減なデマに惑わされないように、LGBT当事者だけでなく、国民にとって安全でしっかりした指針を示すよう、国に要請したいのです」

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    芸能
    2013年11月26日 10:00

    11月8日、歌手・島倉千代子(享年75)が肝臓ガンで死去した。島倉といえば、演歌の王道を歩むように、その生き様は苦労の連続だった。中でも、莫大な借金返済で味わった地獄は理不尽極まりなかったようで──。島倉は、男を信じて手形の保証人となったせ...

    記事全文を読む→
    芸能
    2026年05月02日 18:00

    三陸沖で再び地震が発生し、富士山噴火を危惧する特番が組まれ、高市政権は武器輸出を解禁─この不穏な流れは何かの兆しなのか?いち早く察知したのは「Mr.都市伝説」関暁夫氏だ。30年以上前に作られたカードが、驚愕の未来を暗示しているという。いった...

    記事全文を読む→
    スポーツ
    2026年05月03日 18:00

    世界の大谷翔平の背中を追う「後継者」が、同じ米国で静かに存在感を強めようとしている。日本を経由せずに米大学で名を馳せて、即メジャー入団を夢見る怪物のことだ。ところが今、その進路を巡って“別シナリオ”が確定的と言われているのだ。は...

    記事全文を読む→
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/4/28発売
    ■680円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク