政治

河野太郎を捨てて福田達夫に乗り換えた「駐日アメリカ大使」のボンボン転がし

 ラーム・エマニュエル駐日アメリカ大使といえば、性的少数者(LGBT)への理解増進法の成立に向けて、岸田文雄首相をはじめ与野党の政治家に向けて圧力をかけたとして、自民党の「岩盤支持層」である保守派からの反発を招いた。そのエマニュエル氏と「さし」で会うのにそれなりのリスクを伴うことは、自民党の政治家なら誰でもわかるはず。にもかかわらず、ランチをともにした人物がいる。福田達夫前総務会長だ。

「インド太平洋における威圧と強要が、この地域の安定と安全、そして世界の貿易を脅かしています。そのような中で、福田達夫衆院議員のような自民党の新進気鋭のリーダーが日米同盟を強く支持していると分かり、嬉しく思います」

 エマニュエル氏は7月25日、丸テーブルを囲んで福田氏と談笑している写真とともに、このようなメッセージをツイートした。

 福田氏は福田赳夫、福田康夫という首相経験者を祖父、父に持つ3世議員。現在56歳で、当選4回(群馬4区)だ。「政界サラブレッド」として、いまだに次期会長が決まらない安倍派の中で「次の次の会長」の有力候補とみられている。

 安倍派に今も隠然たる影響力を持つ、森喜朗元首相が後ろ盾。森氏の推しもあり、岸田首相が8月下旬にも行う内閣改造、党役員人事で、同じ群馬選出の小渕優子元経産相とともに、有力な入閣候補となっている。安倍派若手議員が言う。

「エマニュエル大使は英語が堪能な河野太郎デジタル担当相を持ち上げていたが、河野さんはマイナンバーカードをめぐるトラブルで、批判の矢面に立たされている。そこで、次の有望株である福田さんに乗り換えたのだろう。それにホイホイ乗る福田さんもどうなのか」

 なんとも冷ややかに見ているのだった。

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