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記事全文を読む→東海道線「衝突事故」で露呈したJR東日本の「乗客を人とも思わない対応」と「不可解なミス連発」の闇
全国各地で3年ぶりの花火大会や夏祭りで盛り上がる週末に起きた、東海道線の衝突事故。
事故が起きたのは8月5日21時25分頃、神奈川県鎌倉市のJR大船駅付近で、東海道線の上り電車が架線と衝突、運転席前のガラスが大破して車両が歪み、運転手や乗客らが負傷。かなりの衝撃だったことが伺える。
衝突事故の影響は横須賀線、京浜東北線、さらに東海道線が乗り入れる高崎線や宇都宮線、湘南新宿ラインにまで及び、混乱は東海道線が復旧した翌日午前8時過ぎまで続いた。事故当時、大船駅で電車を待っていた乗客は、怒りと不信感をあらわにする。
「タクシーがつかまらず、大船駅から2時間かけて歩いて帰りました。大船駅から出るのもひと苦労で、小さい子供が圧死もしくは熱中症で命の危険にさらされてもおかしくない惨状でした。JR東日本は相変わらず乗客を人とも思っていない対応で、12年前の東日本大震災の混乱時に比べ、さらに乗客へのサービス精神は劣化していました」
ホームにいただけまだマシで、空調が止まったスシ詰め状態の車両に数時間も閉じ込められた乗客の不安と苦痛といったら…。
斉藤鉄夫国土交通相は8月8日の閣議後記者会見で、次のように釈明した。
「利用者に多大なるご迷惑をおかけしたことは誠に遺憾。他の鉄道会社とも情報共有し、同様の事態が起きないよう注意喚起した」
だが鉄道ライターは、単なる偶発事故ではないと説明する。
「JR東日本は今年5月にも大船駅周辺で、乗客を乗せた東海道線がJR貨物の線路内に誤侵入する事故を起こしたばかりです。さらに7月24日に、信号故障で山手線が始発から4時間半、運転を見合わせたことも記憶に新しい。今回の事故翌日の8月6日には、埼京線に乗り入れているりんかい線が、始発から運転見合わせとなりました。事故2日後にも東海道線は、踏切の安全確認で遅延しています。これは単なる人為的ミスとは考えにくい。6日のJR東日本の会見によると、今回列車と衝突した電柱は8月2日に点検したばかりだそうです。運転士や車掌の離職者が相次いでおり、JR東日本内でいったい何が起きているのか」
国の運輸安全委員会は8月7日、今回の事故原因を調べるために調査官を派遣した。事故原因の徹底究明が待たれる。
(那須優子)
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