スポーツ

「日大のドン」田中英寿元理事長の死で林真理子が根絶やしにする「田中派」残党狩り

 日大の元理事長で相撲部元監督の田中英寿氏が1月13日に亡くなった。77歳だった。

「2008年から5期13年も日大理事長として君臨していました。舞の海や久島海、現役では遠藤ら力士も育てました」(相撲担当記者)

 現在も人気力士の一人である遠藤を筆頭に、幕内5人、十両4人の「日大閥」を送り込み、力士の有力派閥としてそのトップだったのが「日大のドン」の異名をとった田中前理事長だった。

 しかし、関取になれば日大相撲部から必ず「化粧回し」を贈られていたが、初場所初日(14日)には田中氏追悼を込め日大製の化粧回しをして土俵に立った力士は一人もいなかった。田中氏は21年11月に所得税法違反で逮捕、22年4月に有罪が確定しているためだ。日大も田中氏と永久決別宣言したことで、訃報確認すらしていない。

 アメリカンフットボール部の廃部など不祥事がおさまらない日大だが、林真理子理事長にとって今は「追い風」が吹いている状況。いずれ日本サッカー協会の川淵三郎相談役や女子ソフトボールの宇津木妙子氏らスポーツ界の重鎮で「大学スポーツの浄化」を訴えるプロジェクト組む構想があり、すでに多くの面々に打診しているという。

「しかし、学内には『田中派』と呼ばれる面々もまだいて、林理事長との対立構造は根深いものがあります。林理事長としてはプロジェクトが始まる前に、田中派の面々を日大から一掃したい意向がある」(夕刊紙記者)

「ドン」の死で、日大は大きな分岐点をむかえている。

(小田龍司)

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<マイクロスリ―プ>意識はあっても脳は強制終了の状態!?

    338173

    昼間に居眠りをしてしまう─。もしかしたら「マイクロスリープ」かもしれない。これは日中、覚醒している時に数秒間眠ってしまう現象だ。瞬間的な睡眠のため、自身に眠ったという感覚はないが、その瞬間の脳波は覚醒時とは異なり、睡眠に入っている状態である…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<紫外線対策>目の角膜にダメージ 白内障の危険も!?

    337752

    日差しにも初夏の気配を感じるこれからの季節は「紫外線」に注意が必要だ。紫外線は4月から強まり、7月にピークを迎える。野外イベントなど外出する機会も増える時期でもあるので、万全の対策を心がけたい。中年以上の男性は「日焼けした肌こそ男らしさの象…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<四十肩・五十肩>吊り革をつかむ時に肩が上がらない‥‥

    337241

    最近、肩が上がらない─。もしかしたら「四十肩・五十肩」かもしれない。これは肩の関節痛である肩関節周囲炎で、肩を高く上げたり水平に保つことが困難になる。40代で発症すれば「四十肩」、50代で発症すれば「五十肩」と年齢によって呼び名が変わるだけ…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
スーパーフォーミュラでまた「事件」を起こした女子大生レーサーJUJUに「許せない」
2
菅野智之に緊急事態「オリオールズ⇒ドジャースorカブス」水面下のトレード駆け引き
3
楽天・浅村栄斗「連続試合出場記録」強制ストップと「違法カジノ疑惑」の不穏な関係
4
江戸時代の「家政婦は見た!」将軍のシモの処理をする「大奥の女中」のスパイ活動
5
「コメ暴言大臣の後釜に小泉進次郎」で自民党中堅議員が恐れる「コメがなければ寿司を…」