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記事全文を読む→“掛布×江夏”バックスクリーン直撃対談「阪神80周年日本一」のキーマンは誰だ!(3)
掛布 阪神の懸案事項の一つが正捕手問題ですが、15年も和田監督は基本的に梅野を中心に考えてるんじゃないかと思うんです。でも、日本シリーズという大事な場面ではスタメン起用しなかった。藤井は岩田と1回も組んだことがないのに、日本シリーズで組ませたわけですよ。
江夏 疑問は感じるよね。
掛布 バッテリーの野球のリズムはどうなのかと。
江夏 キャッチャーが代わって刺激になる、新鮮味があるという部分もあるけど、本来、同じピッチャーには同じキャッチャーにずっとやってもらいたい。
掛布 なるほど。僕は秋季キャンプやフェニックスリーグで清水という14年の開幕キャッチャーを見て、そんなに捨てたもんじゃないと思いました。梅野を中心にいくんでしょうけど、清水も「そんな若僧に負けるか」っていう気持ちはあると思うんです。
江夏 刺激になるね。梅野君は時間があればブルペンに行って、いろんなピッチャーのボールを受けることが大事だね。
掛布 ピッチャーがキャッチャーを育てるって言いますけど、江夏さんが現役だったら、梅野を育てられますよね。
江夏 俺は日本ハムで大宮(龍男)というキャッチャーを育てたけどね。あの子も苦労したよ。
掛布 江夏さんが全部組み立てるんですか。
江夏 そらそうよ。俺がハムに行った時に加藤というのがおったけど肩が弱かったから、大沢のオヤジが「大宮を一人前に育ててくれ」って。まず最初にやったのは俺の横に付けて、野球の話をしたんよ。
掛布 広島の達川がよくそういうことを言いますね。江夏さんにブルペンでどれだけ野球の話を聞いたかと。ふざけてペッパー(トスバッティング)をやっていたら、江夏さんに怒られて「ちゃんと野球を見んかい」って(笑)。それは江夏さんの言うキャッチボールにつながるんでしょうね。
江夏 心のキャッチボール、言葉のキャッチボール。
掛布 江夏さんの時に、キャッチャーがサインを出して、間違ってるなと思っても、そのとおりに投げてやることもあったんですか。
江夏 投げてやることも大事やね。何でこんなところでこんなサイン出すんかなって時もあるよね。
掛布 打たれるかもしれないのを承知で投げて、ほれ見ろってことも?
江夏 そういう場面もあった。こっちに余裕がある場合ね。いちおう、仕事として抑えないかんという状況があるわけだから。自分の仕事をある程度やれるという判断のもとに、キャッチャーに対して気配りして。
掛布 江夏さんが泥をかぶる場面が。
江夏 かぶってやる場合と、キャッチャーに「全てお前がかぶれ」という場合もあるよ。それくらい、キャッチャーっていうのは重要なポジションなんだとわからせるためにね。
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