芸能

「あけおめ」の発祥は持田香織、では「元カレ」「最初はグー」「ドン引き」は?

20141231akeome

 今となっては誰もがフツーに使う「一般語」。その“言いだしっぺ”は意外な有名人だった。アノ言葉の誕生の逸話を紐解いてみると──。

 まずは、正月恒例の挨拶「あけおめ」。この言葉を世間に浸透させたのはELTの持田香織と言われている。

「まだ声がバリバリ出ていた99年に、大みそかの『CDTVカウントダウンライブ』に出演。めでたく年が明けた瞬間に『あけおめ~』と画面に向かってアピールしたのが最初でした」(芸能記者)

 もともとネットでは使われていた略称だったが、さすがに歌姫がテレビで言うと浸透度は絶大。一気に認知度を高めた。

 お次は、別れた恋人を指す「元カレ」「元カノ」。こちらはとんねるずの「ねる様の踏絵」という番組が発祥地。

「95年10月から半年だけオンエアされたTBSのバラエティです。10組のカップルをシャッフルし、その模様をとんねるずの二人が『元サヤ』に収まるか、それとも『元カノ』や『元カレ』になってしまうのかと表現。番組自体は“不倫を助長する”と、あえなく打ち切りになった」(テレビ誌記者)

 続いては、じゃんけんのタイミング「最初はグー」。これを全国的に統一させたのが志村けんだ。

「大人気だった『8時だョ!全員集合』で、仲本工事との酒場コントの中でたびたび使われ、瞬く間に全国に広まりました。もともと志村の地元・東村山のローカルルールだったものを、お化け番組に乗せて全国区にしました」(前出・芸能記者)

 最後は、飲み会などで言われたくない「ドン引き」というフレーズ。

「『ドン引き』という言葉自体はテレビや映画の専門用語として古くからあった。ただし、その意味はカメラがズームアウトしていく『引きの映像』のことを指していた。ところが、ひな壇での出演の多い土田晃之が多用したことから、場の空気が悪くなり一気にシラけてしまう際に使われるようになった」(放送作家)

 すぐに忘れられるような「流行語」より、文化を発展させた「現代用語」を生み出した人を表彰してはどうだろうか。

カテゴリー: 芸能   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<マイクロスリ―プ>意識はあっても脳は強制終了の状態!?

    338173

    昼間に居眠りをしてしまう─。もしかしたら「マイクロスリープ」かもしれない。これは日中、覚醒している時に数秒間眠ってしまう現象だ。瞬間的な睡眠のため、自身に眠ったという感覚はないが、その瞬間の脳波は覚醒時とは異なり、睡眠に入っている状態である…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<紫外線対策>目の角膜にダメージ 白内障の危険も!?

    337752

    日差しにも初夏の気配を感じるこれからの季節は「紫外線」に注意が必要だ。紫外線は4月から強まり、7月にピークを迎える。野外イベントなど外出する機会も増える時期でもあるので、万全の対策を心がけたい。中年以上の男性は「日焼けした肌こそ男らしさの象…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<四十肩・五十肩>吊り革をつかむ時に肩が上がらない‥‥

    337241

    最近、肩が上がらない─。もしかしたら「四十肩・五十肩」かもしれない。これは肩の関節痛である肩関節周囲炎で、肩を高く上げたり水平に保つことが困難になる。40代で発症すれば「四十肩」、50代で発症すれば「五十肩」と年齢によって呼び名が変わるだけ…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
【戦慄秘話】「山一抗争」をめぐる記事で梅宮辰夫が激怒説教「こんなの、殺されちゃうよ!」
2
神宮球場「価格変動制チケット」が試合中に500円で叩き売り!1万2000円で事前購入した人の心中は…
3
巨人で埋もれる「3軍落ち」浅野翔吾と阿部監督と合わない秋広優人の先行き
4
永野芽郁の二股不倫スキャンダルが「キャスター」に及ぼす「大幅書き換え」の緊急対策
5
「島田紳助の登場」が確定的に!7月開始「ダウンタウンチャンネル」の中身