スポーツ
Posted on 2015年01月08日 09:56

山口健治の“江戸”鷹の目診断「立川記念」

2015年01月08日 09:56

20150115ee

まくり合戦を制して平原の2連覇だ

 15年、東西の記念初戦の人気上位は新SS班で当然も、ビッグなお年玉を期待できるS1選手がいる。

 1月4日【日】から開催されている「立川記念」決勝戦(7日【水】)のメンバーをラインで予想すると──まず地元埼京勢は、平原康多─後閑信一─佐久間仙行。3年連続ファイナリスト入りしている佐久間は、地元のここでは気合いの入り方が違う。東日本はこの3者と、南関の和田真久留─林雄一か。西日本は、中部の深谷知広─浅井康太、近畿の脇本雄太─村上義弘、そして中川誠一郎─荒井崇博の九州両者に徳島の小倉竜二がつける。

 先行するのは脇本も、まくり勢の巻き返しは早い。

 ◎平原、○脇本、3番手評価が深谷と浅井。まくり合戦を制して、平原の2連覇濃厚だ。

「和歌山記念」(1月10日【土】~13日【火】)に出走予定のS級S班は、神山雄一郎、村上博幸、武田豊樹。武田は11年と13年に勝っている得意バンクだが、今回は地元地区勢が強力。足をすくわれる可能性も考えておきたい。

 武田の前に立ちはだかるのは、今年ブレイクを予感させる稲垣裕之。京都勢の機動型ナンバーワンであり、昨年2月松山全日本選抜で村上博の優勝に貢献。その後の活躍ぶりは特筆ものだった。レースの流れに応じて自在に動けるようになったのが大きく、本領を発揮するのはこれからだ。

 さて、並びと展開。地元地区は稲毛健太─稲垣─村上博。九州は吉本卓仁─松岡貴久、中部は金子貴志─志智俊夫。東日本は関東の武田─神山と北日本の新田祐大─内藤宣彦。地元の東口善朋、長野の上原龍の勝ち上がりがありそうだ。

 主導権は京都両者がつけるだけに稲毛が譲らない。武田、吉本の仕掛けに合わせて、金子も発進。新田は最後方からになる。

 本命は番手まくり絶好の稲垣。久しぶりの近畿勢Vと見た。対抗の武田も差はなく、3番手評価の神山の突っ込みもある。

 伏兵は竹田慎一(富山・94期)、荒井春樹(長野・99期)、北川大五郎(大阪・103期)の3選手。竹田はS級2期目になり、マイペースに持ち込めば粘る。荒井と北川は初のS級だが、今年からギア倍数が3倍台に制限された。先行に有利で、記念初出場とはいえ、掛かってしまえばそのまま波乱の主役も十分。

◆プロフィール 山口健治(やまぐち・けんじ) 1957年1月、東京都荒川区生まれ。競輪学校38回生卒業チャンピオンとしてデビュー。主なタイトルは日本選手権、競輪祭(2度)。09年1月引退。現在「スポーツ報知」評論家。

◆アサヒ芸能1/6発売(1/15号)より

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