政治
Posted on 2024年08月18日 17:58

石破茂「5度目の総裁選」で裏切り者が続々…「推薦人20人の壁」の原因は中堅・若手の面倒を見ないから

2024年08月18日 17:58

 メディアの世論調査では「次の総理大臣」として、常に上位に名前が挙がる自民党の石破茂氏だが、岸田文雄総理の総裁選への不出馬表明を受けて、8月14日に訪問先の台北で、

「総裁選に推してやろうという方々が20人おられれば出馬したい」

 と明言した。いまだに立候補に必要な推薦人20人を集めていないことを自ら認めてしまった形だ。

 FNNの世論調査「次の総理にふさわしい人」では、石破氏がトップで24.7%と、2位の小泉進次郎元環境相の12.1%、3位の高市早苗経済安全保障担当相の7.5%を大きく引き離している。

 元NHK記者でジャーナリストの岩田明子氏は、石破氏が党内で不人気な理由について、次のように説明した。

「支える人たちが最初、派閥でいましたけれども、1人ずつ抜けていったことから分かるように、人間関係で引き付けておくための包容力というか面倒見の良さ、そういうところなのかなと思う」

 石破氏は自身に近い議員らと「水月会」というグループを結成したが、次々と議員が退会した。有力メンバーだった斎藤健経産相もそのひとりだ。斎藤氏は今回、石破氏を推すどころか、自身が総裁選への出馬に意欲を示している。

 そんな「裏切り者」もいる石破氏は「日本の安全保障を考える超党派議員」の代表として訪台したが、さる自民党の閣僚経験者が言うには、

「総裁選前ならば超党派ではなく、自民党の中堅・若手議員を引き連れて行くべきだった。それができないのは岩田さんが指摘するように、包容力のなさ、面倒見の悪さが原因だ」

 いくら世論調査で上位にいても、立候補に必要な推薦人20人の壁が石破氏にはある。政権批判では歯切れがいい石破氏だが、自身の対応については「出馬する」とは断言できなかった。

 その後、石破氏は「メドはつきつつある」と語っているが、前回2021年の総裁選でも出馬断念に追い込まれたように、今回もスタート台に立てるか、最後まで予断を許さない状況が「人気者」を取り巻いている。

(田中紘二/政治ジャーナリスト)

カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2026年09月04日 07:00

    地上からは想像もつかない深海で、半世紀前に投棄された「核のゴミ」が静かに朽ち果てている――。米メディア「The Week」電子版が、そんな背筋が寒くなるようなニュースを報じた。フランス沿岸から約1000キロ離れた北東大西洋海域の水深約470...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    社会
    2026年09月05日 14:15

    東京都港区で8月に行われた「麻布十番納涼まつり」で、屋台の「冷やし蟹ラーメン」を食べた78人が下痢や嘔吐などの症状を訴え、3人が入院した問題で、新たな衝撃事実が判明した。東京都と港区は発症者31人と従業員2人の便からサルモネラ属菌が検出され...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    政治
    2026年09月08日 07:15

    アメリカ・アイダホ州の一部地域では、畑の土を外へ持ち出さないよう、厳しい移動制限が敷かれている。農機具も土を完全に落とさなければ、「発生地域」の外へは出せない。そこまでして封じ込めている相手が、肉眼ではまず見えない「線虫」だ。名前は「ジャガ...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/9/1発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク