政治
Posted on 2024年09月09日 17:58

【総裁選】小泉進次郎を操るのは「古い自民党の象徴」菅義偉という「非刷新感」

2024年09月09日 17:58

 自民党総裁選(9月27日投開票)に立候補を表明した小泉進次郎元環境相が9月8日に横浜市内で街頭演説した際、応援に駆け付けた菅義偉前首相がマイクを握り、「小泉さんに日本の舵取りを託したい」と述べて、小泉氏支持を正式に表明した。

 自民党内では菅氏が小泉氏の後ろ盾であることは周知のことではあったが、小泉氏の刷新感を打ち出すため、菅氏は表舞台には立たないのではないかとみられていた。それが告示前に早々と小泉氏支持を表明したことについて、自民党閣僚経験者は「もろ刃の刃だ」と語り、次のように分析した。

「主要閣僚や党幹部を経験していない小泉氏の経験不足は、懸念材料となっている。菅氏としてはいち早くお墨付きを与えることで、安心感を党内に与えようとしているのではないか。小泉氏が首相になれば、憲政史上最年少となる。自民党が変わったとのイメージを打ち出すには最適ながら、古い自民党の象徴的存在である菅氏が背後にいることが明確になると、小泉氏は菅氏に事実上操られている、との印象が強くなる」

 これは菅氏とは対立関係にある岸田文雄首相や、麻生太郎副総裁の動向に影響を与える可能性がある。

 小泉氏は9月7日の東京・銀座に続き、2日連続で街頭演説を行ったが、多くの聴衆が詰めかけ、進次郎人気を党内に見せつけた。演説の中で、小泉氏は経験不足との声を意識してか、

「総裁選期間中、成長する姿を見てもらい、これだったら託せると思ってもらえるよう、全身全霊で戦う」

 と強調した。長老がうごめく体質のままでは、「刷新感」どころか、「刷新」とはほど遠いような…。

(田中紘二/政治ジャーナリスト)

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2026年09月14日 11:30

    AIは本当に人類を終わらせるのか。専門家のとある主張が世界を震撼させている。その「AI終末論」は、AI開発企業アンソロピックに勤めていた元研究員、ジェイコブ・コクソン氏によるもの。Xで「AI研究関係者の多くが、AIは今後10年以内に人類を破...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    事件
    2026年09月16日 20:30

    「ゾンビたばこ」と呼ばれる指定薬物「エトミデート」は、広島カープに大きな衝撃を与えた忌まわしいブツだ。元広島カープの羽月隆太郎氏にこれを譲り渡したとして医薬品医療機器法違反の罪に問われた会社役員・滝口涼介被告の初公判が9月16日に広島地裁で...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    社会
    2026年09月17日 07:15

    20世紀最大級のミステリーと言われてきた、イギリス・スコットランドのネス湖に生息するという未確認動物(UMA)の「ネッシー」に、再び熱い視線が注がれている。いったいなぜか。一時期は目撃情報が激減し、専門家からは死亡説や、人間の活動を警戒して...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/9/15発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク