スポーツ

「ミスターレッズ」福田正博が語った浦和「暗黒期」…披露宴で川淵三郎に叱責された

 Jリーグ最多のサポーターを抱え、今や日本を代表するクラブに成長した浦和レッズだが、J開幕当初は全く勝てず「Jリーグのお荷物」と呼ばれた。ではなぜ、勝てなかったのか、元日本代表で浦和の中心選手だった福田正博氏が、前園真聖氏のYouTubeチャンネルで明らかにした。

「代表の合宿があってシーズン開幕の1週間前にチームに合流したので、チームのことは理解できていなかった。合流したらチームの状況がすごく悪かった。アルゼンチンの選手がいたけど、思うようにいってなかった。元々いたアルゼンチンの選手とうまくいってなくて、その中で巻き込まれる感じで、思うようなパフォーマンスができなかった。チームはもうグチャグチャになっていたし。案の定、アルゼンチンの選手は開幕して5、6試合で出なくなり、途中で帰っちゃった。外国籍の選手がいない中で、試合やっているような状況」

 チームマネージメントがうまくいかず、勝てなかったというのである。

 そんな浦和の低迷を見かねた川淵三郎チェアマンから、とんでもない場所でお叱りを受けたそうで、

「1994年に結婚するんだけど、結婚式の前日にアウェーで名古屋戦があって、大敗している。川淵さん、そのお祝いの席で『浦和をどうにかしろ』って。なかなか言わないよ、お祝いの席で。そのぐらい、ひどかった」

 浦和は低迷から脱するため、1994年に監督を森孝慈から横山謙三に代えたが、

「結果はついてこなかった」

 しかし1995年に、チームは上向き始める。

「浦和としては初めて外国籍の監督、ホルガー・オジェックを呼んだ。オジェックさんが組織を整理した。『お前の仕事は点を取ることだ』って、俺の仕事も整理してくれて、そこで活躍して最終的に得点王になった」

 川淵チェアマンから叱責されて、浦和の立て直しにひと役買った福田氏。「ミスターレッズ」の名にふさわしいレジェンドである。

(鈴木誠)

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<マイクロスリ―プ>意識はあっても脳は強制終了の状態!?

    338173

    昼間に居眠りをしてしまう─。もしかしたら「マイクロスリープ」かもしれない。これは日中、覚醒している時に数秒間眠ってしまう現象だ。瞬間的な睡眠のため、自身に眠ったという感覚はないが、その瞬間の脳波は覚醒時とは異なり、睡眠に入っている状態である…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<紫外線対策>目の角膜にダメージ 白内障の危険も!?

    337752

    日差しにも初夏の気配を感じるこれからの季節は「紫外線」に注意が必要だ。紫外線は4月から強まり、7月にピークを迎える。野外イベントなど外出する機会も増える時期でもあるので、万全の対策を心がけたい。中年以上の男性は「日焼けした肌こそ男らしさの象…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<四十肩・五十肩>吊り革をつかむ時に肩が上がらない‥‥

    337241

    最近、肩が上がらない─。もしかしたら「四十肩・五十肩」かもしれない。これは肩の関節痛である肩関節周囲炎で、肩を高く上げたり水平に保つことが困難になる。40代で発症すれば「四十肩」、50代で発症すれば「五十肩」と年齢によって呼び名が変わるだけ…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
【戦慄秘話】「山一抗争」をめぐる記事で梅宮辰夫が激怒説教「こんなの、殺されちゃうよ!」
2
巨人で埋もれる「3軍落ち」浅野翔吾と阿部監督と合わない秋広優人の先行き
3
神宮球場「価格変動制チケット」が試合中に500円で叩き売り!1万2000円で事前購入した人の心中は…
4
「島田紳助の登場」が確定的に!7月開始「ダウンタウンチャンネル」の中身
5
永野芽郁の二股不倫スキャンダルが「キャスター」に及ぼす「大幅書き換え」の緊急対策