政治
Posted on 2024年12月04日 05:59

【政界大放言録】「どの女と寝ようがいいじゃないか」に社会党が大激怒/小沢一郎

2024年12月04日 05:59

〈今回の所信表明演説は、石破内閣のお手上げ敗北宣言。(中略)一番無いのが人口減少への危機感。毎年一つひとつ県が消失していく勢い。官僚の作文はそれを加速させる。政権交代は不可避〉

 石破茂首相の所信表明演説を受けて、翌11月30日に自身のXで激しい批判を展開したのは、立憲民主党の小沢一郎氏だった。これまで政権交代を2度も実現させた立役者として知られる一方、「政界の壊し屋」の異名を持つ重鎮だ。「常習犯的饒舌失言」の麻生太郎氏に対し、小沢氏のそれは「確信犯的短絡失言」だといわれる。

 そんな小沢氏の失言であまりにも有名なセリフが、1994年4月の「どの女と寝ようがいいじゃないか」ではないだろうか。今なら即アウトとなるこの言葉、むろん30年前でも不謹慎極まるものとして、大問題になった。

 当時、細川護熙首相の辞任表明に伴い、連立与党内で後継首選びが勃発。日本新党が新党さきがけとの統一会派を解消し、新会派「改革」を結成した。この「改革」に、なんと公明党と小沢氏率いる新生党が参加し、それまで連立を組んでいた「社会党外し」を画策する。

 当然のごとく、社会党や民社党の一部、新党さきがけが猛反発。反新生・反自民党との連立を視野に動き出す、波乱の展開に。

 とはいえ、そこは所詮、連立与党内での主導権争い。バタついたものの、最終的には羽田孜氏が次期首相に指名され、社会党が連立政権から離脱を検討し始める中、都内のホテルで各党代表者が集まっての協議が行われた。

 そして国会内に戻った小沢氏に詰め寄った記者たちが、社会党の反発について質問する。すると小沢氏は、こう言い放ったのである。

「どの女と一緒に寝ようがいいじゃないか。君ら(記者)が社会党を相手にしているのが悪い。理屈の通らないことを言ってもしょうがない。そんなに焼きもちを焼くなら、(社会党も)こっちへ来ればいいじゃないか。社会党は理由なき反抗だ」

 小沢氏の言いたい放題に社会党が大激怒し、その日の深夜、政権離脱を決断。このドタバタ劇により、細川首相の辞任表明から羽田内閣の発足は大幅に遅れたことで、国民からも怒りを買う結果になったのである。

(山川敦司)

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    スポーツ
    2026年09月13日 11:15

    近年のネット環境の充実によって、高い売り上げを誇る公営ギャンブル。メディアを下支えする団体としても大きな役割を担っているが、最近は風向きが変わり始めている。ギャンブルライターが現状を語る。「日本の公営ギャンブルは競馬(中央・地方)、競輪、ボ...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    社会
    2026年09月14日 11:30

    AIは本当に人類を終わらせるのか。専門家のとある主張が世界を震撼させている。その「AI終末論」は、AI開発企業アンソロピックに勤めていた元研究員、ジェイコブ・コクソン氏によるもの。Xで「AI研究関係者の多くが、AIは今後10年以内に人類を破...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    芸能
    2026年09月14日 13:30

    8カ月ぶりに帰ってきたバス旅で最も存在感を放ったのは、看板を背負う太川陽介ではなかった。「路線バスで鬼ごっこ~太川陽介から逃げ切れ~【茨城・水戸】」(テレビ東京系)が、9月12日午後6時30分から放送された。鬼チームは太川陽介、草薙航基、村...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/9/15発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク