事件

Xアカウント運営「Z李事件」でまだまだ逮捕者が出そうな「警察の追い込み」

「Z李」と名乗る、フォロワー90万人超えのXアカウント運営メンバーらが逮捕された事件に関連し、警視庁暴力団対策課は12月5日までに、建造物侵入などの疑いで、すでに別の事件で略式起訴(住居侵入罪)されている会社役員・田記正規容疑者と、自称ラッパー「リッキー・ダディ・ダーティ」こと下田ムトアリツキー容疑者ら10人を逮捕した。

「Z李」は裏社会の内情などを投稿するインフルエンサーとして知られ、アカウントは複数人で運営。田記容疑者はそのひとりとみられている。

 今回の事件の逮捕容疑は、昨年12月17日午前2時頃から数時間にわたり、東京都渋谷区のクラブに侵入し、20代の男性警備員に殴る蹴るの暴行を加えるなどしたというもの。

 クラブでは当時、下田容疑者らと対立する別のヒップホップグループがライブ中だった。捜査関係者によると、下田容疑者らは偽名でクラブのVIPルームに入室。施設側に退場を命じられ、再入場したところ警備員に注意されたことで、集団で暴行を加えたとみられている。

「捜査当局は、徹底的に『Z李』を壊滅させようと狙っており、微罪でもいいので、運営者を軒並み引っ張る方針だとか。運営者たちはなんらかの犯罪、もしくはスレスレなことをやっているようです。まだ逮捕されていない運営者の中には、プロ格闘家や週刊誌記者もいるのではないかと言われています」(全国紙社会部記者)

 ではなぜ、ここまで当局が躍起になっているのか。

「このところ、当局は海外にサーバーがあるオンラインカジノの取り締まりを強化しています。これまではグレーゾーンで済まされましたが、日本国内でプレーするのはアウト。Z李は収益の大半をオンラインカジノのPRによる広告収入で得ていると言われ、それを活動費に回していたようです。どの運営者がカジノとのやり取りの窓口になっているかを暴くべく、逮捕した容疑者を徹底的に追い込むことでしょう」(前出・社会部記者)

 年内に新たな逮捕者が出るかもしれない。

(高木光一)

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