芸能

ほいけんた「事務所が潰れて地下に潜っていた」/テリー伊藤対談(1)

 本人かと見紛うほどのクオリティで明石家さんまのモノマネを披露したかと思えば、カラオケで100点満点を連発! 芸人・ほいけんたの人気が急上昇だ。俳優、マジシャン、パントマイマー、バルーンアーティストなど、異色の経歴を持つ氏が、天才テリーにすべてを打ち明けた。

テリー 意外と大きいんですね。

ほい よく言われます。結構小さく思われてるみたいで。テレビ画面に入るように、いつも首を縮こめてます。

テリー 身長いくつあるんですか。

ほい 182センチです。

テリー あ、そう。もっと大きく見えますね。何かスポーツは?

ほい 昔はサッカーとかやってました。中学までですけど。

テリー へぇ。それにしても大ブレイクじゃないですか。よかったですね。

ほい いやいや。ブレイクと言えるのかわからないですけど。こうやってテリーさんにお会いできたりっていうことは、そういうことかなと思っております。

テリー 町のみんなの反応も違うでしょう。

ほい 若い子に気づいてもらうことが増えましたね。だから駅とかホテルとか、人が多いところでも「写真撮ってくれ」って言われると、僕、(明石家)さんまさんのモノマネをやるもんですから、断れないんですよ。

テリー そういう時ってさんまさんで撮るんですか。

ほい (ポケットから取り出した出っ歯を着けて)大体コレで撮ることが多いですね。

テリー アハハハハハ。おいしいなぁ。この歯はいくつ持ってるんですか。

ほい 予備を入れて3つぐらいです。

テリー 誰が作ってくれるの?

ほい 若い頃、一緒にアルバイトをやっていた友達が歯の専門学校に行ってたんですよ。それを思い出して連絡したら、歯科技工士になってたんですね。で、彼に着けても違和感のない出っ歯を作ってもらったんです。大体さんまさんのモノマネをする人って、イヤミみたいなわかりやすい歯を着けるじゃないですか。でも、僕はさんまさんの再現をやりたかったので、リアルな歯を望んだんです。

テリー 実際のさんまさんって、そんなもんですよね。

ほい ご覧になってもらったらわかるように、歯に着けても、そんなに前に出ないんです(とテリーに横顔を見せる)。

テリー でも、さすがだな。普段はそんなに似てるわけじゃないのに、歯を着けた瞬間、さんまさんになる。

ほい やっぱり憑依型といいますか。(さんまのモノマネで)「何でしょう、さんまさんが入るんでしょうね。だから言葉も思考も明石家さんまになるみたいな」。

テリー アハハハ、似てるなぁ(笑)。元の声は全然違うのにね。

ほい 僕が初めてテレビでさんまさんのモノマネをやったのは30年前なんですけど、その時は顔マネと形態模写で、声マネはやるつもりなかったんですよ。当時、さんまさんが司会のモノマネ番組があって、さんまさんの顔マネでオーディションを受けたら一発で合格したんです。

テリー その頃、さんまさんのマネをする人って?

ほい いなかったんです。だから、テレビとか週刊誌の番組紹介記事で、さんまさんと僕のツーショット写真が何枚も使われて、結構話題になったんですけど、事務所が潰れて、テレビ局とのパイプがまったく途絶えてしまって。それで地下に潜って、15年後にまた出てきたっていう感じですね。

ゲスト:ほいけんた 1965年、東京都生まれ。アクションスターに憧れ、高校2年生の時にアクションチームに入る。1983年、「劇団ひまわり」に入団し、役者デビュー。1985年、役者と並行してお笑いを始め、1986年には二代目引田天功主演のミュージカルに出演。アシスタントを経て、マジック、パントマイム、バルーンアートなどの街頭パフォーマンスも始める。1993年、「発表! 日本ものまね大賞」(フジテレビ系)に出演、テレビで初めて明石家さんまのものまねを披露。2022年、「千鳥の鬼レンチャン」(フジテレビ系)にて音程を外さないカラオケチャレンジ「サビだけカラオケ」で10曲成功を達成したことが話題に。現在は「ララLIFE」(TBS系)のナレーションを担当。「ほいけんたのカラオケで100点を出す方法」(双葉社)発売中。

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