芸能
Posted on 2025年01月05日 05:59

【取材メモ秘録】緊張と恐怖に震えて待ち構えた「立川談志を直撃取材」で予想外の結末が!

2025年01月05日 05:59

 筆者が芸能担当記者時代、直撃取材を数十回はやったと思う。その中で最も緊張したのが、落語家・立川談志の直撃だった。もう40年ほど前のことだ。

 自身の経験が浅かったし、なにより「気が短い」「荒っぽい」という談志へのイメージがあり、緊張感や恐怖感は増幅した。

 直撃のテーマは女性問題。某有名大物女優との噂について聞いてくる、というものだった。談志はフェリーで大島を出て夜に東京・竹芝桟橋に到着する予定で、そこで待ち構える手はずになっていた。相手を怒らせる要素が満載である。

 フェリーはほぼ予定通りに到着。数分すると、関係者と談笑しながら降りてくる談志の姿が見えた。一緒にいたカメラマンはいきなりフラッシュをたいて、立て続けにシャッターを切った。これは談志がブチ切れるパターンだ…と覚悟を決めたのだが、談志はちょっと意外そうな顔をして「何かあったの?」と筆者に聞いてきたのだ。そこで女優との噂についておそるおそる尋ねると、

「ああ、あれはね、昔ちょっと面倒みたことはあったけど、そんなんじゃないんだよ」

 なんと、淡々とそう答えたのだ。その間、カメラマンはフラッシュをたき、シャッターを切り続けたが、談志が全く気にする様子はなかった。

「肝が据わっている」とはこういうことなのか。緊張感と恐怖はどこかに吹っ飛び、取材後、談志の対応にちょっと感動してしまったのである。

(升田幸一)

カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    スポーツ
    2026年07月27日 11:00

    二転三転したサッカー日本代表の次期監督問題、どうもスッキリしないのはなぜか。日本サッカー協会(JFA)は北中米W杯で指揮を執った森保一監督を、来年1月に開幕するアジアカップ(2027年1月7日から2月5日・サウジアラビア))まで続投させるこ...

    記事全文を読む→
    スポーツ
    2026年07月28日 14:30

    中日ドラゴンズの元投手で、タレントなどで活躍した板東英二さんが7月22日に慢性心不全のため死去していたと、7月28日に公式サイトで発表した。86歳だった。1940年4月生まれ、満州出身で戦後は徳島県で育った。徳島商時代にエース投手でプレーし...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    スポーツ
    2026年07月29日 11:30

    コロラド・ロッキーズの菅野智之が「夏の主役」となりそうだ。メジャーリーグ各球団が期限ギリギリになると、駆け込みトレードを次々と成立させている。優勝争いから脱落したチームが主力選手を手放し、その見返りとして将来性の高い若手選手を複数人もらう。...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/7/21発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク