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記事全文を読む→即戦力左腕が早くもリタイアで…制球難の201センチ助っ人は中日の救世主になれるのか
先発ローテーションの再構築が課題となっている中日ドラゴンズ投手陣にハプニングが発生したのは、キャンプ3日目の2月3日だった。
「ドラフト2位ルーキーの吉田聖弥が、午前中の練習から別メニューとなりました。原因は前日の練習での井上一樹監督にあります」(球団関係者)
それは室内練習場で投手陣が受けていたノック。ノッカーは井上監督で、捕球ミスなどをした投手には10回程度だが、ペナルティーとしてスクワットをさせていた。練習を明るくするためであり、実際に投手たちは盛り上がっていた。ところが吉田が足をつってしまったのだ。別メニューになったのは「大事をとって」だが、こんな指摘が聞かれた。
「ドラフト1位ルーキーの金丸夢斗は腰の負傷で昨年は救援に回るなど、不本意だった。大きなケガにつながらないよう、キャンプでは無理をさせない方針です。だから即戦力という意味ではむしろ、吉田に期待する声が大きかった」(名古屋在住記者)
昨シーズン、中日投手陣で規定投球回数に達したのは、高橋宏斗と小笠原慎之介の2人だけ。小笠原はメジャーリーグのナショナルズに移籍してしまい、勝ち星で見ても、高橋の12勝の次は小笠原と松葉貴大の5勝がチーム2位といった状態。社会人の西濃運輸で好投した吉田に期待するのは当然だろう。しかも吉田は左投手であり、先発ローテーション入りが有力視されていた。
「2023年のアスレチックス開幕投手のカイル・マラーは、左の先発候補として獲得しました。ただ、開幕投手に選ばれた2023年にそのチャンスを生かせなかったのは、制球力に難があるからです。奪三振率は高いが、与四球率も高い投手。2024年は投球フォームを少し変えて、復調の兆しは見えましたが…」(メジャー関係者)
スリークオーターぎみだった腕の振りを、オーバースローに変えた。201センチの長身から投げ下ろす投球にさらに角度がついたが、2024年は勝ち星ゼロに終わっている。与四球数は前年の39から10まで減ったが、ストライク・ゾーン内のコントロールが甘くなり、痛打を食らっていた。制球力が改善されるかどうかは、中日の首脳陣にかかっている。
こうした情報を聞くと、吉田の早期回復と、金丸が順調にキャンプを終えることを祈るしかない。井上監督も気が気ではないはずだ。
(飯山満/スポーツライター)
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