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スキージャンプ葛西紀明「52歳でW杯」の快挙も…上には上がいるスポーツ界の「驚くべき長老たち」

 スキージャンプ札幌W杯(2月15日開幕)の男子日本代表メンバーが発表され、御年52歳のレジェンド・葛西紀明(土屋ホーム)が選出された。葛西は2月1日のTVh大会で連覇を果たしており、五十路を超えても衰えを見せない鉄人ぶりが称賛されている。

 アスリートは体が資本。生物学的には20代で筋肉量がピークに達し、徐々に減少していく。それを踏まえれば、52歳にして第一線で活躍する葛西は規格外の存在だ。W杯でも自身のギネス世界記録「W杯最多通算578試合出場」更新への期待が高まる。

 各プロスポーツ競技においては「50歳」がある種のハードルになっているようだ。プロ野球で現役最年長はヤクルトの投手・石川雅規(45歳)だが、50歳を超えて活躍できた選手は、中日の山本昌だけである。

 バスケットボールに目を転じれば、田伏勇太(B1・宇都宮ブレックス)と五十嵐圭(B3・ニイガタアルビレックスBB)が揃って44歳と、激しく体を動かすスポーツであっても、40代の選手は昨今、珍しくなくなってきた。が、なかなか50代で一線級の選手は見当たらない。

 しかし、サッカー界では葛西もビックリの、あの人がいる。

「現在はJFLのアトレチコ鈴鹿クラブに所属する、カズこと三浦知良です。昨季はJFLの最年長出場記録を57歳236日に更新しました。2023年から2024年初頭にかけては、ポルトガルリーグ2部のUDオリヴェイレンセに移籍するなど、まだまだチャレンジを続けている。本当に『還暦サッカー選手』も夢ではありません」(スポーツ紙デスク)

 しかしどんな記録にも、上には上がいるもの。大ベテランがゴロゴロ存在するのが「公営競技」の世界だ。前出のスポーツ紙デスクが言う。

「武豊(競馬・55歳)や松井繁(ボートレース・55歳)のように、50代でも業界トップクラスの選手として活躍する例が多々あります。いや、60代の選手も珍しくない。中でもスゴいのが、オートレースなんです。最年長選手の鈴木章夫は、なんと今年78歳になります」

 鈴木は今年1月6日に、自身の最年長記録を78歳136日で更新。生まれたのが終戦1年後の1946年だ。選手登録をしたのが、1度目の東京オリンピックが開催された1964年だったという。実に選手歴が60年を超えるとは、恐れ入る。この鈴木に言わせれば、葛西やカズも「鼻たれ小僧」なのであった。

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