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記事全文を読む→泉ピン子「芝居が下手で監督から『この子いらない』」/テリー伊藤対談(3)
テリー この本の中にいろんな方の名前が出てきますよね。森光子さんとか。森さんからはお金の使い方を教わったそうですけど。
ピン子 もう気前よかったからね、母さんは。
テリー 確かに。僕も差し入れをもらったことがありますけど、普通、皆さんが持ってくるモノとは全然違いますよね。
ピン子 ある年の大晦日に森さんに「今年一年、ありがとうございました。これで終わりですね」ってファックスで送ったら、その後で私の家に森さんのマネージャーが来たの。それでビックリして「何ですか?」って訊いたら、「ピン子が引退して辞めるつもりかもしれない。お金に困ってるのかもしれない」って言って、何百万円かを持たせて「届けなさい」って。ただ年末の挨拶を送っただけなのにね。
テリー 金額がすごいよね。
ピン子 私、森さんのお金の隠し場所も知ってた。冷蔵庫とピアノのところ。
テリー アハハハハハ。
ピン子 冷蔵庫を開けて何かやってるから「どうしたの?」って聞いたら、「今日のおこづかいね」って。「どこから出してるのよ」って、本当おもしろい方でした。
テリー ピン子ちゃんの恩人っていうと誰になるの?
ピン子 橋田壽賀子と杉村春子です。杉村先生がいなかったら、こんなに芝居を好きになってないです。
テリー あ、そうなんだ。
ピン子 怖かったからね。稽古中に私が舞台に出てセリフを言うと、奥のほうから「違うわよ、そのセリフ!」って聞こえてくる(笑)。
テリー すごい。さすが大女優だね。
ピン子 私、芝居がすごく下手だったから、監督に「この子いらない」って言われたことがあるんですよ。それで悔しかったから、「春子さん、今日、家に帰って死ぬほど練習してくるから、明日付き合ってください」って言ったら、「いいわよ」って言ってくれて。でも、次の日にやってみたら、たった一言のセリフなのに、やっぱり「ダメ」って言われて。そしたら、「あの子、いらなかったんじゃない?」って、周りから聞こえるのよ。
テリー わぁ、ツラいな。
ピン子 そしたら杉村先生がパッと立って、「いりますよ、この人」って言ってくれた。今、考えれば1日でうまくなるはずないんだけど。でも、それで「付き人をやらせてください」って言って。荷物を持って朝起こしに行って、先生と朝食を食べて、劇場に入るっていう生活をしてました。
テリー ねぇ。当たり前だけど、ピン子ちゃんにもそういう時代があったんだよね。橋田さんは?
ピン子 橋田先生は、先生のご主人に可愛がられたんですよ。そのうちにご夫婦で可愛がってくれるようになったんだけど。だから、私が結婚する時は大変でしたよ。橋田先生が「幸せになるピン子は書きたくない」って言うしさ。
テリー へぇ〜。
ピン子 それで私、熱海まで説得に行ったのに「イヤだ」って言うのよ。それで、しばらく経った頃かな。うちの夫から電話がかかってきて、「今、橋田先生のご主人が病院に来てるんだけど」って言うの。「何で?」って訊いたら、「物見遊山でどんなヤツか見にきた」って。
テリー よっぽど気になったんだなぁ(笑)。
ピン子 それで、「帰りにご飯に誘われて、OKしたからそこへ来るように」って言われて。
テリー じゃあ、そこで橋田さんのダンナさんに好かれて、「結婚してもいい」ってことになったんだ?
ピン子 ううん。誰かが賛成すると、今度はこっちの誰かが反対するみたいな感じで、私、熱海に何回行ったのかな。もう、何か(私は)娘なんでしょうね。
テリー そうだね。ヤキモチ焼いてるんだね。
ピン子 でもね、やっぱり先輩方には可愛がってもらったかな。ありがたいですね。
ゲスト:泉ピン子(いずみ・ぴんこ)1947年、東京都生まれ。日本音楽高等学校中退後の1966年、牧伸二に師事し、三門マリ子の芸名で歌謡漫談家デビュー。1975年、「テレビ三面記事 ウィークエンダー」(日本テレビ系)のリポーターに抜擢され、芸名を「泉ピン子」へ。同年、映画「神戸国際ギャング」に出演、女優業に進出。1980年、「手ごろな女」(日本テレビ系)でドラマ初主演。以降、多くのドラマに出演し、1983年の「おしん」(NHK)の母親役で高い評価を得る。同作の脚本を担当した橋田壽賀子にも高く評価され、以降は橋田作品に数多く出演。TBS系ドラマ「渡る世間は鬼ばかり」は約30年続く長寿シリーズとなった。著書「終活やーめた。元祖バッシングの女王の『ピンチを福に転じる』思考法」(講談社)発売中。
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