かつて、清純派アイドルとして一世を風靡した南野陽子(57)。土佐弁の鉄仮面姿でブレイクした少女も、デビュー40周年を迎えた。このほど、記念イヤーを駆け抜ける“ナンノ”のオフショットをキャッチ! 大御所たるゆえんを見せつけていた。
東京・銀座にある「博品館劇場」が異様な熱気に包まれていたのは4月9日のこと。それもそのはず、この日は俳優・藤岡弘、(79)の長女である天翔愛(23)の初主演舞台「ZIPANGU〜遥かなる路〜」の公演初日だったのである。カーテンコールを前に劇場外の出入り口周辺には、出待ちのファンが約20人大挙していた。居合わせた40代男性ファンが振り返る。
「まず外に出てきたのは藤岡さんでした。舞台には映像による出演のみですが、愛娘の晴れ舞台のために劇場に足を運んでいたようです。無事に初日を終えてホッとしたのでしょう。サインを求めるファンに、にこやかな表情で対応していました。その数分後には天翔愛も登場。こちらも求められた全員にサイン対応をする“神対応”でした」
座長から遅れること約30秒後に現れたのが南野だった。化粧を落としていてもオーラはダダ漏れ。グレーのトレンチコートにすっぴんマスクでもファンが見逃すはずはなく、すぐさま囲まれてしまった。それでもたじろぐ様子は一切ない。
「ちゃんと白線の内側に並んでくださいね!」
一方通行の狭い路地裏で、みずから交通整理のアナウンスをする南野。毎度のお約束なのだろうか。号令に従いU字型の行列を作る一団との連携プレーはさすがのひと言。その一人一人に対し、丁寧に書くサインには特徴があるという。
「基本的にナンノは、サインに日付やファンの名前を入れません。自分のサインだけが書かれたものをファンが好むのを知っているのでしょう。もっとも、サインを書いたファンの顔はちゃんと認識しているようです。舞台を公演していた11日間に複数回サインをもらおうとしたファンには、『前にもサインしたでしょ!』と“お説教”をするシーンもあったといいます。それでも、サインはきっちり書いてくれたようです。そんなきっぷのよさにみんなメロメロなんですよね」(前出・男性ファン)
目下のところ、7月末に予定しているデビュー40周年コンサートに向けて意気軒高のようで、
「体力を維持するために1日に白米を最低茶碗4杯は食べるようにしているそうです。しかも、おかずはから揚げやてんぷらなど高カロリーの料理ばかりを好むんだとか。現在、ドラマや舞台などの役者仕事の合間にコンサートの準備で多忙を極めています。とにかく食べることを第一に体力維持に努めているようです」(芸能記者)
ステージが待ち遠しい。