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記事全文を読む→「ネズミを捕る猫か捕らない猫か」判別方法は首根っこを摑んで持ち上げたら「アレがピーンorダラーン」
筆者がかつて田舎に住んでいた時は、どこからともなくやってきた野良猫を、我が家の猫のように飼ったりしていた。その頃は正直なところ、野良猫という感覚はなく、自然に家にいつくようなものだったと思う。
そういう時に、いい猫かそうじゃないのかを見分ける方法として、首根っこを摑んで持ち上げた。これには理由がある。持ち上げた時に後ろ脚をピーンと横に(地面と平行に)伸ばす猫はネズミを捕る猫、後ろ脚をダラーンと垂らすのはネズミを捕らない猫だと言われた。ネズミを捕る猫は「よしよし、いいヤツだ」となった。実際にピーン猫は、よくネズミを捕まえてきたように記憶している。
首根っこを摑んで持ち上げる姿は残酷、かわいそうという面もあるが、足をピーンと伸ばしている時に、体に力を入れているとか痛がっている様子はなく、意外におとなしかった。
そんな首根っこを摑む行為は、猫自身もやっている。よく見かけるのは、親猫が子猫の首根っこを噛んで持ち上げる姿。親猫が子猫に「おとなしくしなさい」と躾をしているとか、危険が迫っているので子猫を守る目的だったりする。
これらを踏まえて、我が家にいる3匹の場合はどうか、観察してみた。
まず、背後から首の後ろをガッツリ噛むヤツが1匹。時々、ウーウーという変な鳴き声がするので見に行くと、後ろから乗っかって噛んでいる。噛まれている側は唸り声を上げるものの、身動きできないようで、仕方なくジッと耐えている様子だ。
しばらくはそのままにしておき、頃合いを見て頭を撫で、「もう放してやれ」と声をかける。するとちょっと口元を緩めるので、噛まれた側はその隙に脱兎のごとく逃げ去るのだった。
しばらくすると、2匹は何事もなかったかのように、お互いを舐め合って仲よくしている。なんとも不思議だ。
また別の猫は、噛まれてもそのまま身を任せるかのようにおとなしい…というか、むしろ穏やかに落ち着いている感すらある。「おとなしくしろ」と言われ、素直に従っている感じなのだ。
首根っこを噛んだり摑んだりする行為は似ていても、人間がやるのか猫がやるのかで、かなりニュアンスも反応も異なるのだった。
(峯田淳/コラムニスト)
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