芸能
Posted on 2025年09月06日 18:01

「ダウンタウンチャンネル」で松本・浜田一派は崩壊する!(2)Amazonでの成功体験

2025年09月06日 18:01

 吉本が制作協力を担う人気番組は多岐にわたる。

「局と予算負担や著作権を共有している番組が一定数あるのです。代表的なのは、『ナイトinナイト』というABC(朝日放送テレビ)の深夜バラエティー枠。同じ局の『相席食堂』や『これ余談なんですけど…』などの番組に吉本のプロデューサーを送り込んでいます。ゴールデン帯で言えば、『ジャンクSPORTS』(フジテレビ系)も同様です。ひな壇に吉本所属のアスリートが並ぶ傾向が強いのは、吉本がキャスティング権を握っているから当然でしょう。いずれも、自社の配信コンテンツに転用する余地があります」(民放局編成マン)

 その先に見据えるのは、配信コンテンツの海外展開にほかならない。Amazonプライム・ビデオで配信されたバラエティー番組「HITOSHI MATSUMOTO Presents ドキュメンタル」シリーズの成功体験を再現したいようなのだ。

「『ガキの使いやあらへんで!』(日テレ系)の『七変化』シリーズや『笑ってはいけない』シリーズから派生した、『密室で笑いをこらえる』というフォーマットが欧州や中南米でヒットしました。以降、日本語を必要としない非言語な笑いは、吉本の投資案件になっているのです。ゆりやんレトリィバァ(34)やとにかく明るい安村(43)が海外のオーディション番組に出演して話題になったのも世界市場に向けた“種まき”。配信コンテンツとタレントをセットで世界に売り込む計画を進めています」(民放局編成マン)

 つまりは、準備万端で動画配信サービスに乗り出すというわけか。

 しかしながら、バラエティー以外の分野になるとそう簡単ではない。いまだ迷走中との指摘があるのも事実なのだ。

「22年から『エンタニメ』というアニメコンテンツをユーチューブで展開しています。芸人が書き下ろした脚本などをアニメ化して、グッズなどのキャラクタービジネスにつなげたい狙いがあったのでしょう。ところが、完成度が決して高いとは言えない内容で、評判は芳しくない。そればかりか、参画中のタレントのマネージャーたちが通常業務とは別の仕事を課されてしまい、負担増で疲弊していると聞きます」(放送作家)

 何とかアニメ事業を盛り上げようと、大物芸人を使ってテコ入れを図るも、万事成功しているわけではないという。

「元キングコングの西野亮廣(45)が製作総指揮を務めたアニメ映画『えんとつ町のプぺル』(東宝/吉本興業)こそ、興行収入27億円を超える大ヒットを記録しましたが、明石家さんま(70)が企画プロデュースした劇場アニメ『漁港の肉子ちゃん』(アスミック・エース)は、興行収入3億円弱と大苦戦しています」(芸能デスク)

 本業以外では成功が持続せず、困り果てているとの声も聞かれる‥‥。

カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2025年03月23日 05:55

    胃の調子が悪い─。食べすぎや飲みすぎ、ストレス、ウイルス感染など様々な原因が考えられるが、季節も大きく関係している。春は、朝から昼、昼から夜と1日の中の寒暖差が大きく変動するため胃腸の働きをコントロールしている自律神経のバランスが乱れやすく...

    記事全文を読む→
    社会
    2025年05月18日 05:55

    気候の変化が激しいこの時期は、「めまい」を発症しやすくなる。寒暖差だけでなく新年度で環境が変わったことにより、ストレスが増して、自律神経のバランスが乱れ、血管が収縮し、脳の血流が悪くなり、めまいを生じてしまうのだ。めまいは「目の前の景色がぐ...

    記事全文を読む→
    社会
    2025年05月25日 05:55

    急激な気温上昇で体がだるい、何となく気持ちが落ち込む─。もしかしたら「夏ウツ」かもしれない。ウツは季節を問わず1年を通して発症する。冬や春に発症する場合、過眠や過食を伴うことが多いが、夏ウツは不眠や食欲減退が現れることが特徴だ。加えて、不安...

    記事全文を読む→
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2025/9/2発売
    ■620円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク