芸能
Posted on 2025年09月08日 07:30

10月クールドラマが「W主演ラッシュ」なのはなぜか「実は2人の方がギャラが安い」「失敗時のリスク分散」制作事情

2025年09月08日 07:30

 10月期の連続ドラマは、各局で「W主演」を採用する作品が目立っている。

 TBSの火曜22時枠では、夏帆と竹内涼真のW主演で「じゃあ、あんたが作ってみろよ」。金曜22時枠にも波瑠と川栄李奈による「フェイクマミー」が控える。

 日本テレビでは、桜田ひよりと佐野勇斗(M!LK)による水曜ドラマ「ESCAPE それは誘拐のはずだった」がスタート。土曜の「良いこと悪いこと」には間宮祥太朗と新木優子を立てている。

 さらにテレビ朝日でも、timelesz松島聡と白洲迅による「パパと親父のウチご飯」が放送されるなど、まさに「W主演祭り」の様相を呈しているのだ。

 W主演を採用する背景にはどんな事情があるのか。それはまず、視聴率の責任を分散できる点が大きい。これは所属プロダクションにとっては、都合がいいことだ。1人の俳優に全てを背負わせるよりも、2人でリスクを分担できる。あるいはそれぞれのファン層を取り込めるため、より幅広い視聴者獲得が期待できるのだ。

 制作サイドとしても、将来性のある若手を「準主役」ではなく、W主役のひとりとして据えることで、育成ができるし、所属事務所からの恩義を受けることもできる。

「予算面も、実は抑えられるんです。トップクラスの俳優1人を起用するより、中堅クラスの俳優2人の方が、ギャラが安い場合がありますから。もちろん俳優にとって、主演という肩書きはオイシイものなので」(ドラマ制作関係者)

 もうひとつの大きな要因は話題性だ。キャスト発表時に「○○と○○がW主演」というのは、1人の主演よりも宣伝効果が期待できる。

「その一方で、脚本は練らなければなりません。どちらか一方が目立ちすぎても、作品としてのバランスが崩れるので」(前出・ドラマ制作関係者)
 主役2人の「化学反応」が生まれなければならないのだ。

 ただし、乱発しすぎるとスタンダードになってしまい、飽きられる原因となる。10月クールのW主演ドラマの視聴率と成否は…。

(中嶋梓)

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