政治
Posted on 2025年10月04日 18:02

中川淳一郎「参政党は何でオレなんかに立候補を打診してきたのかね?」(3)公には言えない不安を投票で…

2025年10月04日 18:02

 この時のアプローチを鑑みるに、参政党がここまで躍進したのは、相当な分析力を全国的に有していると思うしかない。それが参院選での大躍進と、全47都道府県に289の支部と、155人の地方議員を誇ることに表れている。

 アフリカ4カ国との「ホームタウン構想」があれだけの反発をくらったわけだが、これから移民政策や、外国人への補助金、イスラム教徒による土葬や給食でのハラール食要求(北九州市で実際にあった)などが重なると、参政党の支持は強まるだろう。

 つまり、参政党は漠然とした不安を持つ人々、そしてその不安を口にすると左派から「レイシスト!」と糾弾された人間の代弁者として存在し、支持を集めている。だから左派メディアと既存政党は彼らを差別主義者認定しようと必死である。しかし、民意はそれを嘲笑うように参政党を躍進させた。

 左派メディア・伝統的政党が参政党を悪魔化しようとすればするほど支持が増えたことを参政党は「敵失」と捉えているかもしれない。「外国人との共生は大事」というスローガンは無難ではあるが、一定数の日本人からすれば「それよりも日本人をなんとかしてくれ!」という気持ちは当然ある。だが、そのことは公では言えないから選挙で黙って参政党に入れ意思表示をしたのである。そこに参政党の強さがあるのだ。

中川淳一郎(なかがわ・じゅんいちろう)1973年生まれ。大手広告代理店勤務、『TV Bros.』編集者などを経て『NEWSポストセブン』立ち上げに携わる。近刊に『日本をダサくした「空気」 怒りと希望の日本人論』(徳間書店)。

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