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記事全文を読む→ホントーク〈みうらじゅん×パトリック・ハーラン〉(1)今のマイブームは「人魚」の収集!
アウト老のすすめ
みうらじゅん/1540円・文藝春秋
イラストレーターやミュージシャンなど、幅広いジャンルで活躍しているみうらじゅん氏のエッセイ「アウト老のすすめ」。今年67回目の誕生日を迎えたが、みずから「老け作り」に励み「アウト老」としての生き方を目指しているという。
パックン みうらさんと言えば「マイブーム」や「ゆるキャラ」の命名者です。1997年に新語・流行語大賞を受賞したことから、世間でも「マイブーム」という言葉が広く知れ渡りました。
みうら マイブーム・ブームありましたねぇ(笑)。
パックン 実は当時、僕たちタレントも番組用の事前アンケートで「あなたのマイブームは何ですか?」という質問が多くて、毎回大変だったんです(笑)。
みうら いや、よく言われます。大変、申し訳ない(笑)。
パックン みうらさんのマイブームは小学4年生の時の「仏像」から始まって、とうとう「尿瓶」まで集めたそうですね。
みうら とかく、「老いるショック」を迎えると「終活」なんてのを始めがちですけど、僕の場合はキープオン“集活”。倉庫まで借りてコレクションを保管しています。
パックン それはすごい! 新しいマイブームはありますか?
みうら 今は何だか「人魚」ブームがきています(笑)。
パックン 人魚! どうやって集めるんですか?
みうら 先日も千葉県の「ふなばしアンデルセン公園」まで行って、「人魚姫像」の写真を撮ってきました。都内にも何体かあって、シラミ潰しに写真を撮ってる日々です(笑)。
パックン みうらさんのキャラと合ってますね。
みうら そう? ファンタジーはとても苦手でね。でも、マイブームっていうのは、「何やってんだオレ」って、自分を「DS状態」に追い込む行為でもあるんですよ。
パックン DS状態とは?
みうら えーと、「どうかしてる」のDSです(笑)。
パックン それ、おもしろいです(笑)。ところで、みうらさんと僕はご近所で、子供たちの保育園も一緒でした。
みうら でしたよね。パックンはいつも子供2人を送り届けに行く時、両腕に1人ずつぶら下げたり、肩車したりしてましたでしょ?
パックン そんな時もありましたね。
みうら それが大変、迷惑で(笑)。だって、うちの子供たちも「パックンみたいにしてほしい」って言うもんだから頑張って肩車をしたら、頸椎を痛めましたねぇ(笑)。
パックン それは申し訳ない!
みうら パックン、運動会でも大玉転がしからフォークダンスまで、すべての競技に参加してたでしょ。だから僕も見習って、全部出ようと決めたんですけどね、園長先生から「保険が利きませんから、無理しないでください」って止められたんですよ(笑)。
パックン ハハハハ。
ゲスト:みうらじゅん 1958年京都市生まれ。武蔵野美術大学在学中に漫画家デビュー。以来、イラストレーター、エッセイスト、ミュージシャンなどとして幅広く活躍。97年、造語「マイブーム」が新語・流行語大賞受賞語に。「ゆるキャラ」の命名者でもある。05年、日本映画批評家大賞功労賞受賞。18年、仏教伝道文化賞沼田奨励賞受賞。「マイ仏教」など著書多数。
聞き手:パトリック・ハーラン 1970年、アメリカ・コロラド州生まれ。93年、ハーバード大学を卒業後来日。97年、吉田眞とお笑いコンビ「パックンマックン」を結成。NHK「英語でしゃべらナイト」「爆笑オンエアバトル」で一躍人気者に。「報道1930」(BS-TBS)でコメンテーターを務めるなど、報道番組にも多数出演。12年から東京工業大学(現・東京科学大学)非常勤講師に就任。
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