スポーツ
Posted on 2025年10月16日 18:30

森保ジャパンの快挙はなぜ成功したか「五輪ブラジル撃破の経験者」城彰二が語る「なるほど」な勝因

2025年10月16日 18:30

 日本代表がサッカー王国ブラジル代表に初めて勝った要因は何なのか。
 A代表がブラジルに勝つのは今回が初めてだが、アンダーカテゴリーでは勝ったことがある。「マイアミの奇跡」と呼ばれる、1996年アトランタ五輪でのブラジル戦だ。
 そのピッチに立っていた城彰二氏は、今回のブラジル戦の勝利には重みがあるとして、自身のYouTubeチャンネルで次のように分析している。

「歴史的な勝利。親善試合とはいえ、ブラジルに勝てなかった歴史を変えた。本当にすごいチームになったなと思います」
 そしてまずは、前半の戦い方を振り返った。
「前半は守備的な布陣になりました。上田綺世選手が自陣のセンターサークルの頭からプレスをかけていく。通常であれば、相手側の陣地のセンターサークルの前からになる。ブラジル相手なので、選手のコメントも出てましたけども、引いて守る。前半を0-0で終えたいという意識から、ブロックを下げて、という展開になりました」

 守備的に戦った日本代表だが、前半だけで2点を奪われてしまう。そこで後半に戦い方を大きく変えたのだが、これこそが勝因になったと、城氏は断じるのだ。
「後半は点を取りにいかなければいけない。シュートチャンスを増やしたいという思いがあったので、バランスを変えて、今までの日本の戦い方をした。自分たちからハメにいく。いい守備をして、攻撃につなげようという、そういった意図に変えた。前からプレッシングして、それと連動して2列目3列目、ディフェンスラインまで押し上げて、コンパクトフィールドを保った。それが功を奏して、南野選手の1点目が生まれた。これで日本にリズムが傾いたな、という印象があります」

 さらに、もうひとつの勝因を指摘したのだった。
「ブラジルは後半になって体力的に非常に落ちたので、運動量がかなり減りました。日本のボール保持率が上がり、相手に対してのプレスも効いていたので、ボールを握れる時間が長くなった」

 こうして日本は大逆転に成功。歴史的な勝利を掴んだ。それでも城氏は、森保ジャパンに注文をつけることを忘れなかった。
「森保監督は2チーム分、3チーム分(を作る)と言ってますけども、私は1.5から1.8ぐらいかなと思っているんです。それぐらいの選手層の厚さと、その下の底上げをしていかないと、本大会は乗り切れない。選手を発掘したり、コンビネーションをいろいろ組ませていく。これが今後のポイントになるんじゃないかな」

 日本代表は11月に親善試合を2試合こなすが、城氏の助言を生かして選手層の底上げができるだろうか。

(鈴木誠)

カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2026年09月04日 07:00

    地上からは想像もつかない深海で、半世紀前に投棄された「核のゴミ」が静かに朽ち果てている――。米メディア「The Week」電子版が、そんな背筋が寒くなるようなニュースを報じた。フランス沿岸から約1000キロ離れた北東大西洋海域の水深約470...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    政治
    2026年09月04日 07:15

    中国人民解放軍が公開した一本の「反戦アニメ」に、日本から「ジブリの丸パクリではないか」との批判が集中している。人民解放軍の英語版公式Xは「中国は日本当局に軍国主義との決別を促す」との投稿に2分5秒の短編アニメ「平和の仮面」を添付した。画面に...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    社会
    2026年09月05日 14:15

    東京都港区で8月に行われた「麻布十番納涼まつり」で、屋台の「冷やし蟹ラーメン」を食べた78人が下痢や嘔吐などの症状を訴え、3人が入院した問題で、新たな衝撃事実が判明した。東京都と港区は発症者31人と従業員2人の便からサルモネラ属菌が検出され...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/9/1発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク