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記事全文を読む→全国にあった「普通乗車券だけで特急に乗れる特例区間」最長距離は北海道「新夕張~新得」89.6キロ
普通列車や快速とは異なり、乗車券とは別に特急券が必要になる特急列車。ところがJRの場合、例外的に特急券不要で乗車可能な特例区間が全国に5区間、設けられているのをご存じだろうか。
北海道のJR石勝線の新夕張~新得は89.6キロと、特例区間の中では最長だ。これほど長い距離で特急券が不要であることには、この区間には特急列車しか運行していないことが大きく関係している。つまり一種の救済措置であり、これを使えば「青春18きっぷ」でも札幌から帯広、釧路など道東方面に行くことができる。
帯広と札幌を結ぶ「とかち」、釧路と結ぶ「おおぞら」は全席指定だが、空いている普通席なら座ることができ、指定席料金は発生しない。ちょうど日高山脈を横断する形になり、乗車時間は約1時間と長い。四季の移ろいなど、車窓の景色を堪能できるはずだ。
残りの4区間はJR室蘭本線の室蘭~東室蘭(7.0キロ)、JR奥羽本線の新青森~青森(3.9キロ)、JR佐世保線の早岐~佐世保(8.9キロ)、JR宮崎空港線の宮崎空港~宮崎(6.0キロ)。これは普通列車も運行しているが、乗客の輸送量確保や車両のやりくりの都合などにより、特例区間として設定。ただしいずれも距離的に短く、あっという間に着いてしまうため、車内でくつろげる時間はない。
これとは別に、JR日豊本線の佐伯~延岡(58.4キロ)の全普通列車のほか、JR東海道本線の熱海~沼津と浜松~豊橋、JR飯田線などの各路線・区間で運行される一部列車では、普通列車に特急やホームライナー用の車両を使用。どれも回送列車にするくらいなら乗客を乗せて移動させればいい、という鉄道会社の判断によるものだ。
これら特例区間の、乗車券のみでの特急乗車、特急車両を使用した普通列車の乗車は、ちょっと得した気分にさせてくれる。機会があればぜひ利用してみてはいかがだろうか。
(高島昌俊)
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