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記事全文を読む→25歳プロスピ系YouTuber「中日ドラゴンズ入りを目指す」異例の宣言で山﨑武司が打撃指導「直すところがない」
一本のYouTube動画が、野球ファンの関心を集めている。タイトルは「【覚悟】退職して名古屋へ。プロ野球選手になります。」。プロスピ系YouTuberとして知られる「Mr.ドラ愛」が、会社を辞めて本気でプロ野球を目指すと宣言したのだ。
この人物、実はただのゲーム実況者ではない。少年時代はボーイズリーグで全国大会準優勝を経験。高校は愛工大名電に進み、100回記念大会の甲子園ではベスト16進出に貢献し、大会打率5割5分6厘を記録した。「イチロー2世」と呼ばれた時期もあった。その後、近畿大学で4年間プレーしている。
しかし大学4年時、ケガを理由に現役を引退。そのまま一般企業に就職した。動画の中で彼はその選択を「今思えば言い訳だった」と振り返る。
安定した道を選んだものの、心の奥に残った野球への未練は消えなかった。2年間、社会人として働く中で「何かやりたいことが見つかるかもしれない」と期待したが、答えは出なかったという。
転機は半年前にYouTubeで顔出しを始め、草野球コミュニティーで再びプレーするようになったことだった。久しぶりにバットを振り、試合に出る中で「やっぱり自分の中で野球って全てやなと思った」。プロスピでも、YouTuberとしても中途半端だった自分が嫌いだと語る一方で、「夢を追い続けて行動に移す力だけは負けない」と言い切る。
その覚悟の表れが、退職と名古屋への移住だ。親や周囲からの反対はあったが、「笑われても仕方ない」と受け止めた上で「見返せるように行動する」と決めた。
名古屋を選んだ理由は、その練習環境にある。昨年10月、愛工大名電の監督に自ら会いに行き、トップクラスの設備を誇る同校のグラウンドやトレーニング施設で練習する許可を得たという。OBのイチロー氏や山﨑武司氏らの寄付によって整備された環境で、自らを鍛え直す計画だ。
生活はYouTubeと野球の二本立てで回す。住まいはバンテリンドームに近く、プロスピ動画や中日ドラゴンズ応援チャンネルを続けながら、収入を確保。沖縄キャンプや開幕戦の観戦も、すでに予定しているという。
目標はNPB入り、そして中日ドラゴンズ入団だ。ただし、その道がひとつだけだとは考えていない。独立リーグや海外リーグ、さらには新興のドバイ・プロ野球リーグへの挑戦も視野に入れながら「とにかくプロ野球選手になる」ことを最優先としている。
年齢は25歳。決して有利なスタートではないことを、本人はよく分かっている。そのため、挑戦の期限を2027年のドラフトまでと区切った。とはいえ、現状には手応えがある。フルマラソンを4時間18分で完走し、アジア甲子園で公式戦に出場するなど、体は着実に仕上がってきているという。社会人を経験したことで、自分を客観的に見られるようになったことも、大きな強みになっている。
YouTuberからプロ野球選手へ。異例の挑戦が今、名古屋を拠点に動き出した。1月10日には山﨑氏からバッティング指導を受ける動画を公開し、「それほど直すところがない」と評価されていた。
画面の向こう側で語られた決意が、いつか本物のユニフォームにつながる。そんな瞬間を、私たちは目撃することになるかもしれない。
(ケン高田)
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