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日本の芝競馬は一般的に「父か母父がサンデーサイレンス系」「末脚に優れたタイプ」が有利になりやすいレース構造になっています。ところが東京新聞杯は、この主流とは真逆の条件が結果に直結しやすい、いわば“反主流”のレースです。
具体的には「父も母父も非サンデー系」「先行力に優れた馬」が好走しやすい傾向が数字ではっきりと表れています。
過去5年、「父も母父も非サンデー系」の馬が19頭出走し、6頭が3着以内に好走。勝率11%、連対率16%、複勝率32%で、単勝回収率111%、複勝回収率293%と、該当血統馬を買い続けるだけで大幅なプラス収支になっています。しかも毎年、4番人気以下の人気薄が馬券圏内に入っています。
一方で「父か母父がサンデー系」の馬は60頭が出走して勝率5%、連対率12%、複勝率15%。好走確率は非サンデー系の約半分にとどまり、サンデーの影響が強い配合ほど不利になりやすい傾向が明確です。
脚質面でも傾向は主流とは逆になります。
日本の芝競馬は「後方で脚をためてトップスピードを発揮する馬」が有利ですが、東京新聞杯で有利なのは「先行してスピードを持続する競馬」。
この“先行力”を誰でも一目で把握できるのが、無料公開している「スマート出馬表」です。
独自指標である「テンパターン」は先行性能指数。先行力が高い「テンパターン50」以内の馬は複勝率20%、複勝回収率184%。対して先行力が皆無の「テンパターン非該当馬」は複勝率17%、複勝回収率47%。この数字が示すとおり、先行力を軽視すること自体が“期待値を捨てる行為”になるのです。
今年出走を予定している馬の中で注目はエンペラーズソード。父はドレフォン、母父はキャンディライド。いずれも非サンデー系で、テンパターンは15。先行経験も十分です。
さらにドレフォン産駒は、東京芝1600メートルで大穴馬券を演出する血統でもあります。22年のNHKマイルCで3着に好走したカワキタレブリーは、18頭立の最低人気でした。
ちなみに、昨年の東京新聞杯を制し、今年も出走予定のウォーターリヒトも同じドレフォン産駒です。
東京新聞杯という“反主流の舞台”において、要注目の血統、戦歴の馬です。
亀谷敬正(かめたに・たかまさ)テレビ、専門誌などでカリスマ的人気の血統馬券師。HPはhttp://www.k-beam.com 推奨レース、期待値の高いデータ満載の出走表も配信中。著書「フォーメーションと合成オッズを使いこなして効率的に馬券で儲ける方法」(オーパーツ・パブリッシング)ほか多数。
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