スポーツ
Posted on 2026年02月26日 10:00

サンスポ水戸正晴の「絶対万券」論〈マイネルモーントの一発ある〉

2026年02月26日 10:00

 暦が替わった3月1日、中山開催の幕開けとして中山記念が行われる。今年で100回目を迎える伝統あるGⅡ戦だ。距離は芝の1800メートルで、中距離路線を歩む一線級が集う見応えある重賞である。

 今回もなかなかの顔ぶれだが、まずは過去のデータを見てみよう。

 03年に馬単が導入されて以降、これまでの23年間、その馬単での万馬券は5回(馬連は3回)。大きく荒れることはマレだが、この間、1番人気馬は7勝(2着1回)、2番人気馬は5勝(2着3回)。1、2番人気馬によるワンツー決着は1回。比較的順当に収まるものの、実績馬が多く、各馬の力が拮抗しているため、そう簡単には決まらないということだろう。

 年齢的には上昇著しい4歳馬、ピークを迎える5歳馬が最も連対を果たしているのは他の重賞と同じだが、6歳馬が3勝(2着8回)、7歳馬も3勝(2着1回)、そして8歳馬が2勝(2着0回)を挙げているように、古豪の頑張りが目立っていることは頭に入れておいて損はない。

 また、出走頭数が少ないこともあるが、牝馬には厳しい重賞でもある。過去23年間で優勝したのはヌーヴォレコルト(15年)1頭だけ。ラッキーライラックが19年、20年に連続で連対しているが、それを含めても2着は3回のみ。GⅠ級の力量馬でないと苦戦を強いられる傾向にある。

 では顔ぶれを見てみよう。重賞路線で善戦を続けるエコロヴァルツ(昨年2着)、中山金杯を勝って意気上がるカラマティアノス、東京新聞杯で最速の上がり脚を披露したシャンパンカラー、ルメール騎手とコンビを組む牝馬のチェルヴィニア、中山で重賞勝ちの実績があるニシノエージェントとレーベンスティール、昨年のNHKマイルC僅差2着のマジックサンズ、そして目下3連勝中の新星ローランドバローズといった面々。他の馬もクセ者ぞろいで、見応え満点と言っていいだろう。

 悩むところだが、穴党として最も期待を寄せてみたいのは、マイネルモーントだ。

 昨年は中山金杯、白富士Sと連続して2着したものの、その後は6戦ともパッとせず、凡走が続いているため、評価をかなり落とした格好。しかし、断じて軽く見るべきではない。

 今年の金杯は8着に敗れたが、重め残りの仕上がりが災いした。道中、折り合いを欠いたりして、スムーズさがまったく見られなかった。にもかかわらず勝ち馬との差はコンマ4秒。力は確かである。

 そして前走の白富士Sも体重が重く、余裕残しの状態だった。なので、近走は本来の姿になく、参考外にしていいのではないか。

 それが、ここにきて体調アップ。少し暖かくなって調整しやすくなったからだ。中間の稽古では素軽く、リズミカルな動きを見せている。高木調教師も「体重は前走と同じぐらいだが、馬体が締まっていい雰囲気。ここ数戦とは明らかに違う。改めて期待したい」と、目を細めるほど。であれば、巻き返しは十分あっていい。

 中山は〈2 3 0 1〉とめっぽう得意としており、曾祖母チューニー(クイーンC勝ち)はオークス2着馬で、母系は欧州のGⅠ血統。まだ衰えは見られず、相性のいい中山での“一発”を大いに期待したい。

 桜花賞の前哨戦となるチューリップ賞は、グレースジェンヌに期待だ。

 前走は落ち着きを欠いていて7着に敗れたが、恐らく“2走ボケ”だったのではないか。

 この中間はいたって順調で、マリアライト(エリザベス女王杯、宝塚記念)など近親、一族に活躍馬が多い良血。この馬も改めて注目したい。

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