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記事全文を読む→アストロズ・今井達也メジャーデビュー4失点降板「緊張した」のひと言では済まされない「過度な注目度」という難敵
メジャーリーグ初登板のエンゼルス戦(日本時間3月30日)で、アストロズ・今井達也が洗礼を受けた。チームは勝利したが、今井は3回途中4失点での降板。
「楽しもうと思ったんだが、日本とは環境が違った。少し緊張してしまい、それが裏目に出たのかもしれない。日本とは異なる雰囲気だった」
今井は試合後にそうコメントした。
次回登板での巻き返しに期待したいが、その「独特の緊張感」は今井自身が呼び寄せたといえそうだ。
「普段よりも取材記者、カメラマンの数が多かったです。ジョー・エスパーダ監督はチームの勝利や9得点した打線のことより、今井の投球について多く質問を受けていました」(現地記者)
アメリカのメディアが日本のファン以上に関心を寄せていたのは、今井のアメリカ球界挑戦が正式に表明された後、米メディアが「2億ドル(約308億円)規模の契約になる」と報じていたからだ。実際は3年5400万ドル(約81億円)でアストロズ入りとなったが、代理人のスコット・ボラス氏は「ヤマモト(山本由伸)に匹敵する」「第2のトレイ・イェサベージだ」と宣伝し、アメリカ中が「そんな凄い投手が来るのか」と期待していた。
その後、ボラス氏がちょっと大袈裟に言っでいたことは米メディアも理解したが、スプリングキャンプ中に「新たな宣伝」が始まった。
「ライブBP(打撃練習)などを見て『今井のスライダーの軌道はイェサベージに似ている』『チェンジアップはポール・スキーンズのウィニングショットに近い』などの報道が出始めました。実際のところ、今井はどんな投手なんだという興味から、取材陣が集まった。確かにストレートは速いし、いい変化球を投げていましたね」(前出・現地記者)
ブルージェイズのイェサベージは、昨年のワールドシリーズでドジャース打線を苦しめた新星。開幕時にはルーキーリーグにいて、そこから一気に駆け上がった経緯は有名だが、最大の武器は、独特の軌道を描くスライダー。「その軌道が似ている」と報じられ、ナショナルリーグのサイ・ヤング賞に選ばれたスキーンズ(パイレーツ)にも喩えられたのだから、アメリカのファンが気になるのは当然だろう。
「試合後の今井はマウンドの傾斜、土の硬さについても話していました。こちらは時間とともに解消されると思いますが」(前出・現地記者)
今井が本来の力を発揮できるかどうかは、高すぎる注目度をどう乗り越えるかにかかっている。
(飯山満/スポーツライター)
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