社会
Posted on 2026年04月20日 13:30

イスラエルの街が「蜂の大群」で埋め尽くされた阿鼻叫喚の恐怖映像!これは「イザヤ書7章18節」記述の再現か

2026年04月20日 13:30

 4月15日の昼下がり、イスラエル南部の都市ネティボットの商業地区に、数万匹規模のミツバチの群れが、突如として降り注いだ。空を埋め尽くす黒い帯、地を這うような低い羽音。
 これを撮った映像の中で店のオーナーたちが半狂乱でシャッターを下ろし、通行人が走って建物に駆け込んでいく。路上に停まった車のボンネットはみるみるうちに蜂に覆われ、まるで生きた絨毯のように蠢いた。
 当局は住民に屋内退避と窓・ドアの閉鎖を呼びかけ、専門の養蜂家と害虫駆除チームが出動した。だが商業地区だけでは収まらず、群れは住宅街のベランダにまで波及し、街は騒然となった。

 この戦慄映像はXで広く拡散し、米オルタナティブニュースソース「Breaking911」が投稿した動画は世界中に広まった。海外のコメント欄は一瞬で沸騰。「黙示録だ」「神の怒りが始まった」「リアル旧約聖書」……。
 そして誰かがイザヤ書7章18節を引用した。
〈その日、主はエジプトの川の果てにいるハエと、アッシリアの地にいるミツバチを呼び集められる〉
 数週間前のイスラエルでは、テルアビブの上空を無数のカラスが覆い尽くす映像が話題になっていたこともあり、「異変が続いている」という空気に火がついた。

 旧約聖書には蜂や「hornet(スズメバチ)」をめぐる不穏な記述がある。神が敵を打ち払うために遣わす存在として描かれており、出エジプト記、申命記、ヨシュア記にその姿が登場する。ネット上にこの記述が広まるにつれ、やがてある疑問が浮かび上がった。
「では今回の蜂は、パレスチナを守るために来たのか」
 日本の掲示板では「イスラエルの民を護るために出てくる蜂が、皮肉にもイスラエルを攻撃している」という書き込みが。聖典の解釈は人それぞれだが、この皮肉には確かに妙な切れ味がある。

「軍用機が飛べなくなった」と大騒ぎ

 騒動に拍車をかけたのは、軍への影響だ。一部報道では、軍用機の運用に影響が出たと伝えられた。Xでは「多数の軍用機が飛べなくなった」と騒ぐ投稿が拡散。
 ドローンを撃墜し、ミサイルを迎撃する中東最強クラスの軍隊が、蜂の群れに足止めされる。どんな脚本家が書いても「やりすぎだ」と没にされそうな場面だが、現実はそれをやってのけた。

 専門家は「分蜂」とみている。春に巣が過密状態になると、女王蜂が数万匹の働き蜂を引き連れて、新たな巣を探して移動する。この移動中の群れは刺激しなければ比較的おとなしく、むしろ健全なコロニーが増殖しているサインなのだという。気温上昇や都市環境への適応を挙げる見方もある。

 分蜂という説明はつくが、ミサイル警報に慣れた人々が、よりによって蜂の群れに追われて部屋に閉じこもるとは…。何十年も続く戦争と占領と報復の果てに、今度は蜂が来た。戦火の中で聖書の光景が重なった時、偶然だと笑い飛ばせる人間がどれだけいただろうか。

(ケン高田)

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