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記事全文を読む→日本ハム「ソフトバンクに5勝18敗」終戦に観客罵声…でも直接対決以外は日本ハムの勝率が上だった
9月10日のみずほPayPayドーム、ソフトバンクに2-3で敗れ、今季最後の直接対決となる3連戦で全敗した日本ハムの選手たちは試合後にまず、一塁側のソフトバンクファンに向かって整列し、深々と頭を下げた。そして三塁側の自軍ファンのもとへ歩き出した瞬間、観客席から怒声が飛んだ。
「順番違うぞ!」
「こっちが先やろが」
「毎度毎度、負けやがって」
声は重なり、やがてひときわ荒い一声がスタンドに響いた。
「犬に成り果てたか!」
敵地のファンへ敬意を示す挨拶そのものは、責められる行為ではない。前年の福岡最終戦でも、新庄剛志監督を先頭に、選手たちはソフトバンクファンにも挨拶している。
だが今季の日本ハムは、ソフトバンクとの対戦で開幕から8連敗を喫し、年間の対戦成績は5勝18敗2分。とりわけ、みずほPayPayドームでは1勝10敗と一方的に叩かれ、最後の3連戦も全敗した。敵地のスタンドで最後まで声援を送ったファンの目には、礼儀正しい挨拶ではなく、18もの白星を差し出してきた相手への服従のように映ったとしても不思議ではなかった。
今季、日本ハムは決して弱いチームではなかった。9月10日時点の成績は71勝56敗2分で3位。ソフトバンクとの直接対決25試合を除けば66勝38敗、勝率は6割3分5厘に達する。
一方のソフトバンクも直接対決を除くと60勝40敗1分で、勝率は6割にとどまる。直接対決を除けば、日本ハムの勝率はソフトバンクを上回っていたのだ。
それでも首位と日本ハムの差は9ゲームに広がった。ソフトバンクの貯金33のうち13は日本ハム戦で積み上げたもので、直接対決での大差が首位との距離を広げた最大の要因となっている。日本ハムは自らの手で、倒すべき相手の独走を支えていたのだ。
まるで別のチームのように崩れ続けた
同一球団にここまで負け込んだ例は、ないわけではない。1984年の日本ハムはロッテに5勝18敗3分で、今季と同じ対戦勝率2割1分7厘を記録している。
ただし当時のチーム全体の成績は44勝73敗13分で、最下位だった。2024年にロッテに4勝21敗と大きく負け越した西武も、49勝91敗3分の最下位に沈んでいる。いずれもチーム自体が底にあった時代の話だ。
今季の日本ハムは3位につけながら、首位ソフトバンクを相手にすると、まるで別のチームのように崩れ続けた。北海道移転後の2004年以降では同一カードの最低勝率であり、他球団には十分に勝てる力がありながらこの数字になったことが、屈辱の深さをかえって際立たせている。
三塁側から飛んだ罵声は乱暴な言葉だった。ただ、ファンの怒りに火をつけたのは、挨拶の順番ではない。シーズンを通して積み上げた「18敗」の重さだった。
(ケン高田)
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