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記事全文を読む→【バッシング一色】名物コラムニストに「いなくても困らない」と酷評されたドジャース・大谷翔平の「不振と不信」
ドジャースは日本時間10月8日の試合でブレーブスを破って3年連続の地区シリーズ突破を決め、球団史上初となるワールドシリーズ3連覇に向けて好発信した。ところが有力地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」は「大谷翔平バッシング」一色。同紙はこれまで「大谷をスタメンから外せ」と主張してきたが、とうとう「大谷が本来の力を発揮できなくても、ドジャースは勝ち進んでいる。歴史的偉業を目前にしてドジャースは大谷がいなくても困らない」とまで書かれてしまった。
この記事を書いたのは、ビル・プラシュケ氏。約40年間もドジャースを担当する名物コラムニストだ。この日の大谷は1点ビハインドで迎えた2回表、先頭打者として四球で出塁。盗塁から同点のホームを踏んだ。そんな直後の酷評である。
日本の大谷ファン「大谷の偉業が軽視されている」「イチローに対する日本人差別を思い出す」と反応したが、それは事実と異なっている。
プラシュケ氏は1995年の「野茂英雄フィーバー」を取材した大ベテランだ。野茂が再びドジャースに戻って3季目の2004年7月には、右肩の手術後で防御率8点台まで悪化した野茂を先発で使い続けた球団を激しく非難したことがある。山本由伸のことは「ナ・リーグを代表するエース」とベタ褒めだ。
そんなプラシュケ氏が大谷に厳しいのは、故障しても酷使された野茂と違い、球団フロントに故障を「過小申告していた疑い」があるから。
大谷が故障者リストから公式戦に復帰した9月23日、アンドリュー・フリードマン編成本部長は次のように記者団に語っていた。
「大谷は自分の体がどういう状態にあるのかを、必ずしも正確に報告できているわけではない。彼だけでなく、チームのために試合に出たい選手は、体の不調を軽く伝えてしまうことがある。大谷自身は抱えている故障を、もっと軽いものだと考えていたのだと思う」
さらには、こうも言っている。
「体をかばうことで無意識に動作が変わり、わずかなパフォーマンスの低下が積み重なっていく。故障が打撃に影響したことは間違いない。(二刀流の負担について)年齢を重ねるほど、球団側が注意深く状態を把握する必要がある」
その結果、ポストシーズン4試合の大谷の打撃成績は13打数2安打、打率1割5分4厘で0本塁打、0打点、1得点、1盗塁、OPSは.421。第3、第4試合は無安打だった。
納得のいく説明がなければ来季も不信感を拭えない
2度目の右肘手術後、執刀したエラトロッシュ医師は「ロサンゼルス・タイムズ」のインタビューで、
「一度目の手術後より速い球を投げるようになり、右肘の負担が増している。投手の球速や回転数の向上によって肘への負荷が増大し、従来のトミー・ジョン手術では十分な(腱の)耐久性を得るのが困難。二度目の手術の成功度は高くない」
そう言って、二刀流復帰への懸念を匂わせている。過去、三度の腱再建手術で復帰できたメジャー選手はいない。
ファンはもちろん、真美子夫人と2人の子供にも、現役選手としての背中を1試合でも多く見せてほしい。球団は大谷効果で観客動員が増え、グッズ収益で潤うことを見越して2033年までの10年間、総額1100億円もの契約金を払う。なのになぜ大谷自身が、選手寿命を縮めるような無茶をするのか……。
シーズン終了後に大谷自身の口から「今季なぜ二刀流にこだわったのか。それはチームの勝利に貢献するためだったのか」について納得のいく説明がなければ、来季も地元記者や現地ファンの不信感は拭えないだろう。
(那須優子)
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