スポーツ
Posted on 2015年11月13日 17:56

これを知らなきゃ馬券は取れない特捜”裏”データ「ノーザン天国はまだまだ続く」

2015年11月13日 17:56

20151112p

 さらに、新種牡馬を狙い撃ちといきたい。7勝を上げて新種牡馬ランキングの第1位にいるカジノドライヴだ。どの馬も馬体がたくましいうえに、スピードとパワーを兼ね備えているところが魅力。父マインシャフトが数多くのGI勝利馬を送り出しているように、血統面でも信頼度は高い。

「ダート戦に出てくるとそこそこ人気にはなりますが、狙わない手はないでしょう」(スポーツ紙レース部デスク)

 さて、今の競馬は社台グループが席捲していると言っていい状況だが、その中でも断トツの存在なのがノーザンファームである。現在、昨年の104億円を上回るペースで賞金獲得額を積み上げており、ノーザン王国はさらに強固になってきた印象だ。これは裏を返せば、ノーザンの馬を買っていれば的中率が上がるということ。ノーザン系のクラブ会員の一人はこんなことを言う。

「競馬評論家があれこれデータを持ち出して予想しているのを聞いていると、ひと言言いたくもなってくる。黙ってノーザンの馬を推していたら、もっと予想が当たるのに。そうしている僕らのほうが、絶対に的中率が高いと思っていますから」

 ノーザンのすごいところは、牧場(馬)のためにいいと思ったことはすぐに着手し、実行に移すこと。それはとりもなおさず、日本の競馬を衰退させないことに対する意欲でもある。厩舎関係者が言う。

「最近では、名門トウショウ牧場の廃業に伴い、そこから当歳馬21頭とスイープトウショウ、シーイズトウショウなどの繁殖牝馬を買い入れています」

 解散したメジロ牧場の元専務・岩崎伸道氏が立ち上げたレイクヴィラファームに援助の手(技術面から販売に至るまで)を差し伸べ、メジロ牧場の貴重な遺産を消滅させなかったことも知られた話だ。

「レイクヴィラファームがすぐに軌道に乗ることができたのは、ノーザンファームの吉田勝己代表が、レイクヴィラの生産馬をノーザン系のクラブに出してやったことが大きい。メジロにいた繁殖牝馬は優秀だから、会員さんにも喜ばれましたよ。それに応えてレイクヴィラ出身馬の多くは好成績を上げています。恐らくトウショウ牧場から来た馬もいい値段で売れて、走ることでしょう。育成のしっかりしているノーザンファームなら、それが可能です。馬が売れていくかぎり、ノーザンの天下が続いていくことは間違いないでしょう」(競馬ライター・兜志郎氏)

 競馬ファンの健闘を祈る。

カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2025年03月23日 05:55

    胃の調子が悪い─。食べすぎや飲みすぎ、ストレス、ウイルス感染など様々な原因が考えられるが、季節も大きく関係している。春は、朝から昼、昼から夜と1日の中の寒暖差が大きく変動するため胃腸の働きをコントロールしている自律神経のバランスが乱れやすく...

    記事全文を読む→
    社会
    2025年05月18日 05:55

    気候の変化が激しいこの時期は、「めまい」を発症しやすくなる。寒暖差だけでなく新年度で環境が変わったことにより、ストレスが増して、自律神経のバランスが乱れ、血管が収縮し、脳の血流が悪くなり、めまいを生じてしまうのだ。めまいは「目の前の景色がぐ...

    記事全文を読む→
    社会
    2025年05月25日 05:55

    急激な気温上昇で体がだるい、何となく気持ちが落ち込む─。もしかしたら「夏ウツ」かもしれない。ウツは季節を問わず1年を通して発症する。冬や春に発症する場合、過眠や過食を伴うことが多いが、夏ウツは不眠や食欲減退が現れることが特徴だ。加えて、不安...

    記事全文を読む→
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2025/7/22発売
    ■620円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク