芸能

天才テリー伊藤対談「加山雄三」(4)加山さんは趣味も夢もすごすぎるな

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テリー レギュラー番組の「若大将のゆうゆう散歩」も終わりましたね。お疲れ様でした。

加山 いや、3年半の間、楽しかったですよ。これからの僕の夢をかなえるための出会いもあって。

テリー へえ、その夢って何ですか?

加山 今考えているのはハイテクノロジーの船、要は災害救助船です。燃料を使わずに、太陽光と風力と水素で走れる船を作りたいんですよ。

テリー それはまた大きな夢ですね!

加山 僕自身、エコロジーに関してはずっと考えていましてね。世界のエネルギーを化石燃料などの既存のものから再生可能エネルギーに転換していくというのは、政治や企業ではなく、人の意識を改革していくしかない。ならば、こういうシステムを実現したら、人は変わっていけるんじゃないか‥‥そんな思いで、僕は今、その夢に向かってるんですよ。

テリー でも実際問題として、それを完成させるというのは、とても大変なことですよね。

加山 今のところ、動き始めようという目標はあるんですけど、なかなか難しいですね。日進月歩でテクノロジーは変わってくるのでね。

テリー 新しい技術が出てくるわけですよね。

加山 そう。例えば船の船体の塗料。塗料と水の接面の間にはやっぱり抵抗が発生するわけですよ。その抵抗を少なくすればそれだけエネルギーが節約できる。そういったさまざまなアイデアの実現が、開発に大きく関わってきますから。

テリー もうやってることが、芸能人じゃないじゃないですか。

加山 こういう話ならいくらでもできるよ(笑)。そういう趣味って、あるものじゃないですか?

テリー いやいや、こんなすごい趣味を持ってる78歳はいないですよ(笑)。

加山 つらいことがあると、そういうことを考えてるほうが落ち着くんだな。

テリー 加山さんにもそういうことが?

加山 あったじゃないですか。何十億って借金を背負いましたよ。それからもずっと大変な事業をやっては失敗して‥‥土下座して、頭下げてね。

テリー そうでしたね。加山さんは、きっと商売が下手なんですよ。

加山 そう、商売は全然ダメだった。そういうつらい時に、宇宙のこととか、そういう科学的なこと‥‥現実とはまったくかけ離れたことを考えたりするのがいいんですよ。

テリー それで実際、巨額の借金にも負けなかったんですから、加山さんは本当にタフですね(笑)。では、仕事方面でのこれからの目標は?

加山 これはもう、「THE King ALL STARS」でヒット曲を作りたい! もちろん狙って作れるものじゃないですけど、メンバーみんなで一生懸命になれば、何か新しい道が開ける可能性もあるんじゃないかな。

テリー ひゃー、まだまだ貪欲ですね。

加山 僕が大好きなのは、BABYMETALというアイドルグループなんですよ。今、世界中から注目されていて、海外でもライブをやってますよ。若さ、ダンス、いい歌、バックバンドの演奏のすごさには、目をみはりますね。ああいう姿を見せられたら、我々も「世界に火をつける」くらいの夢を持ったっておかしくないよね?

テリー この年齢で世界を狙うんですか! 加山さん、若すぎますよ(笑)。いや、本当に脱帽です!

◆テリーからひと言

 話を聞けば聞くほど、新しい挑戦を楽しんでいるのがわかって、本当にすばらしいよ。元気な日本人の見本として、もっともっと先を走ってください。

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