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競馬界“封印されたハチャメチャ事件”を発掘スクープ(1)北海道で起きた競馬法違反

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 何事にも表があれば裏あり。エキサイティングでロマンあふれる競馬の世界にも「触れられたくない事情」や「耳を疑う騒ぎ」が渦巻いている。思わず笑ってしまうものから「ふざけるな!」と叫びたくなるものまで、封印された仰天事件を一挙に公開しよう。

 昨年暮れ、大型馬が重い鉄そりを引いて争う「ばんえい競馬」(北海道帯広市主催)で有名な帯広競馬場に、北海道警の家宅捜索が入った。容疑は「競馬法違反」。競馬法は、八百長を防止するため、中央競馬、地方競馬を問わず、調教師や厩務員や騎手など全ての開催関係者に対して、馬券の購入を禁じている。

 ところが道警によると、その後の事情聴取で、ばんえい競馬の騎手1人と厩務員8人がネット上で馬券を購入していたことが判明。さらに、当該騎手を含む複数の厩舎関係者が暴力団員とゴルフなどに興じていた疑惑まで発覚し、地方競馬全国協会は当該騎手と調教師1人に対する免許の更新を年明けから見送った。ばんえい競馬の裏事情に詳しい関係者が明かす。

「帯広ばんえい競馬は、地方競馬で唯一生き残るガラパゴス的存在。最近はネット投票の普及で売り上げがかなり上向いていますが、それでも中央競馬に比べれば、調教師や騎手らの実入りは驚くほど少ない。それが闇勢力の介入を含めた八百長の温床になってきたと言われています」

 ならば、JRAが主催する華やかな「中央競馬」は大丈夫なのか。

 実は、健全な国民的レジャーとして市民権を得た現在でも、競馬関係者の間では、厩舎側の勝負度合いを示す「ヤリ」「ヤラズ」をはじめとして、「かます」「引っ張る」などの怪しげな隠語が飛び交っている。「かます」とは、興奮剤などの禁止薬物を馬に与える不正行為のこと。また、「引っ張る」とは、騎手が手綱を引くなどして、あえて馬を負けさせる不正騎乗を指し、いずれもレッキとした競馬法違反に当たる。

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