政治

トランプ大統領誕生で日米関係がトンデモ激変する!(1)トランプ氏とは何者なのか?

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「大放言」だけだと思われていた“泡沫候補”が、“カミ”がかり的な快進撃を続けて共和党の「顔」に成り上がった。勢いそのままに、饒舌な「暴言王」は日本にも口撃の手を緩めない。大統領選だけのリップサービスか、本気の発言か──。「トランプ大統領」の誕生で、日米関係はトンデモ激変するっ!

「全てのイスラム教徒のアメリカ入国を拒否させる」

「テロリストを捕まえるためには、拷問や水責め、テロリストの親族の殺害、何でもやれ!」

 これまで「超過激演説」で数多くの暴言を吐いてきた、不動産王のドナルド・トランプ氏(69)。それでも米大統領選に向けた候補者レースで、まさかの快進撃を続け、共和党の指名獲得を確実にしている。

 それと同時に、世界や日本にとって「危険人物」が米大統領に就任する可能性が高まり、今後の日米関係にも大きな影響を及ぼすことが危ぶまれている。全米に旋風を巻き起こし、人々を熱狂させるトランプ氏とは、いったい何者なのか。放送プロデューサーのデーブ・スペクター氏はこう話す。

「実業家としてホテルやカジノ、ゴルフコースなどを経営したり、『トランプ・タワー』のように、ビルに自分の名前を付けているので、もともと知名度はありました。それから、04年にテレビのリアリティ番組『アプレンティス』のホストを務めて、全米で一気に人気が出るようになったのです」

 その番組内で出演者に対して、「お前はクビだ!」というトランプ氏の決めゼリフは評判になり、流行語にもなった。だが、実はこのフレーズの“持ち主”は、世界最大のプロレス団体「WWE」のオーナー、ビンス・マクマホン氏(70)だったのだ。ビンス氏がレスラーに言い放っていた十八番を、トランプ氏がパクッていたというわけ。それが原因で2人の間に抗争が勃発。07年に開催された、WWEの年間最大イベント「レッスルマニア23」で双方の代理レスラーに試合をさせて、負けたほうがツルッパゲになるという、おバカな対決が実現した。

 8万人を超える観客の前で行われた世紀の一戦は、トランプ氏の代理レスラーが勝利。試合後、理髪店仕様の椅子に座らされたビンス氏は、「頼むからやめてくれ!」と泣き叫ぶも、

「サヨナラ! ヘアー!」

 と日本語で高笑いしたトランプ氏にバリカンで髪を刈られ、T字カミソリでツルッパゲにされてしまった。

 過激言動で聴衆をあおるトランプ氏の選挙戦を見るにつけ、プロレスのパフォーマンスが下地にあったとする向きは多いが、それはさておき、先のリング上のバトルで勝利したトランプ氏は、何よりも頭髪を守り通したことにホッと胸をなで下ろしたようなのだ。

 ホテル&カジノ「トランプ・プラザ」で側近として働いていた、ジョン・オドンネル氏は著書「D・トランプ破廉恥な履歴書」(飛鳥新社)の中で、トランプ氏についてこう語っている。

〈彼は禿げるのを極端に恐れた。髪の薄くなった部分を隠そうとしている人のように、頭の前の方は髪を横に流してとかしつけている〉

 そして、「人間がすることで一番愚劣なのは禿になることだ」と話し、養毛効果があると信じているゼリー状のグリースでなでつけていたという。

 ただし、トランプ氏のネガティブキャンペーンで利用されたのも、皮肉なことに、こだわりの奇抜な髪形だった。昨年8月27日の「ニューヨーク・タイムズ紙」が1面でトランプ氏のヅラ疑惑について報道したのである。だが、その“チョーハツ”にもすぐさま応戦するのだった。

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