芸能

天才テリー伊藤対談「永野」(4)賞レースの優勝も視野に入れようよ

20160929r

テリー 永野さんは、おととし結婚したんだね。

永野 はい。7年間おつきあいして、僕が40になる前に結婚しようという話になって、14年の8月に。

テリー じゃあ、今の状況をいちばん喜んでるのは奥さんだね。

永野 そうですね。不思議なもので、さっきお話しした「アメトーーク!」のオーディションに受かったのが14年の10月なんですよ。そこから急に忙しくなりましたから‥‥。

テリー 奥さん、“あげマン”じゃない!

永野 と思いますね。だから「結婚してよかったな」と。今は「もっと働け」「帰ってくるな」と言われ続けてますけど(笑)。

テリー 苦労かけた分、尽くしてあげなよ。収入も増えただろうから、広い家に引っ越してあげるとか。

永野 それは今、あまり考えていませんね。結婚してから奥さんの実家に住み始めたんですが、郊外なのでのんびりしていていいんですよ。前は(都内の)三軒茶屋とかに住んでいたりしたんですけど、いろんな情報が多すぎるせいか、精神的にもかなりギスギスしてしまって。思った以上に環境って、メンタルな部分への影響があるんですね。

テリー それ、すごくよくわかるよ。

永野 女の子や子供に受けてうれしいと思ったのも、引っ越した頃からなんですよ。だから、また都会に住んだら作るネタに影響が出て、マニアックなあの頃に戻っちゃうんじゃないかと、ちょっとビビっているところもあるんですね。

テリー そこまで自分でわかってるなら、そのままでいいんじゃないかな。

永野 それに仕事が終わって、タクシーで帰る時に都会の喧騒からどんどん離れていくじゃないですか。その風景を眺めていると、自分をクールダウンできるというか。

テリー なるほどね。ひらめき型の芸人は、そういうことを大事にしないとな。今後の目標とかある? ここまで来たら、賞レースの優勝なんかも狙ってほしいけど。

永野 どうでしょう‥‥僕の芸はあんまりそういうのに向かないんじゃないかと思うんですけど。

テリー いや、それはダメだな。「賞レースなんか」っていう気持ちは、さっきの「お笑い通にウケればいい」と同じだから。そういうものを受け入れる気持ちは、これからの永野さんにもっともっと必要じゃないかな。

永野 そうか、まだ自分を防御しちゃう悪い癖が残ってますね。これからは、もっとオープンマインドで頑張ります!

テリー ぜひチャレンジしてみてよ。最後に、永野さんの理想の芸人像みたいなものは?

永野 僕、アニメの「ちびまる子ちゃん」って1回も観たことないんですけど、主題歌の「おどるポンポコリン」ははやっている時に聴いてまして。その歌詞に「でんしんばしらのかげから お笑い芸人登場」っていうのがあって、それに何か感動したんです。だから、そういう芸人になりたいですね。伝わるかどうか、よくわからないんですけど。

テリー 確かによくわからない(笑)。でも、自分の中の目標だから、それでいいんだよ。

永野 あと、子供時代を過ごした80年代が明るくて好きなんです。だから自分はそんな80年代ムードの再現者というか、「軽いな、派手だな、バカだな」って、お子さんから年配の方まで幅広く笑ってもらえる芸人になりたいですね!

◆テリーからひと言

 やっぱり突拍子もない芸人っていうのは、ピン芸人からしか生まれないのかもね。対談時に見せてくれた新ネタ「蛇の女王様」も最高! 最近は子供にも人気があるし、NHKの教育番組出演を目指そうよ。

カテゴリー: 芸能   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<マイクロスリ―プ>意識はあっても脳は強制終了の状態!?

    338173

    昼間に居眠りをしてしまう─。もしかしたら「マイクロスリープ」かもしれない。これは日中、覚醒している時に数秒間眠ってしまう現象だ。瞬間的な睡眠のため、自身に眠ったという感覚はないが、その瞬間の脳波は覚醒時とは異なり、睡眠に入っている状態である…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<紫外線対策>目の角膜にダメージ 白内障の危険も!?

    337752

    日差しにも初夏の気配を感じるこれからの季節は「紫外線」に注意が必要だ。紫外線は4月から強まり、7月にピークを迎える。野外イベントなど外出する機会も増える時期でもあるので、万全の対策を心がけたい。中年以上の男性は「日焼けした肌こそ男らしさの象…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<四十肩・五十肩>吊り革をつかむ時に肩が上がらない‥‥

    337241

    最近、肩が上がらない─。もしかしたら「四十肩・五十肩」かもしれない。これは肩の関節痛である肩関節周囲炎で、肩を高く上げたり水平に保つことが困難になる。40代で発症すれば「四十肩」、50代で発症すれば「五十肩」と年齢によって呼び名が変わるだけ…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
【戦慄秘話】「山一抗争」をめぐる記事で梅宮辰夫が激怒説教「こんなの、殺されちゃうよ!」
2
神宮球場「価格変動制チケット」が試合中に500円で叩き売り!1万2000円で事前購入した人の心中は…
3
永野芽郁の二股不倫スキャンダルが「キャスター」に及ぼす「大幅書き換え」の緊急対策
4
巨人で埋もれる「3軍落ち」浅野翔吾と阿部監督と合わない秋広優人の先行き
5
「島田紳助の登場」が確定的に!7月開始「ダウンタウンチャンネル」の中身