芸能

「真田丸」でいよいよ本領発揮、堺雅人には「前のめりで負ける男」が似合う?

20161009sakai

「なぜか“負ける男”(の役)しかオファーが来ない。負けるといっても、一生懸命に自分が信じる道を進むことで、結果的に負けていく人。そういう男の生きざまにシンパシーを感じます」

 現在、NHK大河ドラマ「真田丸」で主役の真田幸村を務める堺雅人は、同じく大河ドラマ「篤姫」(08年)で徳川家定を演じていた頃、04年の「新撰組!」に出演した際の山南敬助役などを振り返り、そのように語っていたという。

「次々に襲い来る苦難を『倍返しだ!』と逆転していったドラマ『半沢直樹』(TBS系・13年)も、視聴率40%超えを記録した最終話では結果的に子会社への出向を言い渡されて出世の道を断たれます。いわば“前向きに突き進んで負けた”というところでしょう。堺さんは、よく“癒し系俳優”と言われますが、厳しい状況だからこそ穏やかさや明るさが際立つ役どころが多いんです。極限の人間性を描いたドラマだと『ジョーカー 許されざる捜査官』(フジテレビ系・10年)、コミカル系なら『リーガル・ハイ』(フジテレビ系・12年、13年)などもあります。三谷幸喜脚本の『真田丸』は、その両方を味わえる作品。これからが“堺・信繁”の本領発揮の見せ場です」(テレビ誌記者)

 父・昌幸が亡くなるシーンが叙情豊かに描かれ、「ナレ死(ナレーションのみで死亡を処理されること)じゃなくてよかった。ありがとう」と感謝の言葉があがるほど盛り上がりを見せている「真田丸」。“昌幸ロス”でポッカリ開いた心の穴を、信繁が“前向き”に埋めてくれるであろう今後の展開に期待だ。

カテゴリー: 芸能   タグ: , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<マイクロスリ―プ>意識はあっても脳は強制終了の状態!?

    338173

    昼間に居眠りをしてしまう─。もしかしたら「マイクロスリープ」かもしれない。これは日中、覚醒している時に数秒間眠ってしまう現象だ。瞬間的な睡眠のため、自身に眠ったという感覚はないが、その瞬間の脳波は覚醒時とは異なり、睡眠に入っている状態である…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<紫外線対策>目の角膜にダメージ 白内障の危険も!?

    337752

    日差しにも初夏の気配を感じるこれからの季節は「紫外線」に注意が必要だ。紫外線は4月から強まり、7月にピークを迎える。野外イベントなど外出する機会も増える時期でもあるので、万全の対策を心がけたい。中年以上の男性は「日焼けした肌こそ男らしさの象…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<四十肩・五十肩>吊り革をつかむ時に肩が上がらない‥‥

    337241

    最近、肩が上がらない─。もしかしたら「四十肩・五十肩」かもしれない。これは肩の関節痛である肩関節周囲炎で、肩を高く上げたり水平に保つことが困難になる。40代で発症すれば「四十肩」、50代で発症すれば「五十肩」と年齢によって呼び名が変わるだけ…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
「京都崩壊」の信じがたい現実…外国人観光客専用都市に激変した「不気味な風景」
2
商品価値が落ちたヤクルト・村上宗隆「メジャー計画変更」で大谷翔平と同じ道を
3
【米ゴルフツアー】コリン・モリカワが生放送で松山英樹に「放送禁止用語」/スポーツ界を揺るがせた「あの大問題発言」
4
フジテレビ・山本賢太アナが行方不明に!? 「代役」登場と「謎のテロップ」
5
土壌ラドン濃度・衛星観測・上空発光…火山噴火と大地震「前兆キャッチ」の新技術がスゴイ!