スポーツ

天才テリー伊藤対談「三浦大輔」(4)来年から野球の見方が変わってきますね

20161201l-2

テリー 引退の話をされた時、球団側から「いずれ戻ってきてよ」みたいな話は出てきているんですか?

三浦 そういう声はかけていただきました。で、「ありがとうございます、(指導者として)戻ってこられるよう、しっかり勉強してきます」と答えました。

テリー となると、来年は解説者をやるにしろ、意識がまったく違いますよね。「いずれ横浜に戻って」というのがリアルにあるわけですから。

三浦 ただ、指導者は難しいですよね。コーチ兼任で3シーズンやらせてもらったんですけど、人に教えたり伝えたりというのが、こんなに大変とは思わなかったです。

テリー 才能や力量って、人によって違うからなァ。

三浦 選手の性格も、それぞれ違いますしね。例えば、その日に気になったことやアドバイスを投手に伝えるのでも、試合直後にすぐ言ったほうがいいのか、それとも1日置いて落ち着いてからのほうがいいのか、みたいな。僕なんか、打たれてイライラしてる時に何か言われても、まったく入らなかったですから。

テリー そうか。せっかくアドバイスしても、選手にうまく届かないとね。

三浦 そういうことも含めて、今まで僕自身が指導してきてもらったことを思い出しながら、一つ一つ試していくことになると思うんですけど。

テリー 来年のキャンプは全チームを見て回るんですか?

三浦 ええ。外から見るのは初めてになるので、ゆっくり見させてもらって勉強したいと思っています。

テリー 海外へ行って、例えばメジャーリーグの球団を見に行く予定はないんですか?

三浦 まだ決めていませんけど、一度行ってみたいですね。メジャーの監督とコーチ、選手がどんなふうにコミュニケーションを取っているのか、見てみたいですし。あと、25年ずっとプロの世界しか見てこなかったので、アマチュアの野球を見て勉強したいなっていうのはあります。

テリー 僕、去年、ニューヨークで松井(秀喜)さんに会ってきたんですよ。今はヤンキースの巡回コーチをやっているんですけど。

三浦 ああ、そうですね。

テリー その時にお話しさせてもらったら、「人に教えるのがおもしろくなってきた」と言っていました。最初はまさに三浦さん同様に、どう教えていいかわからなかったし、自分がいろいろアドバイスすることがいいことなのかもわからなかったみたいですけど、「その選手が伸びてくると楽しくなってくる」って。

三浦 そうなんですね。一昨年でしょうか、中畑さんが春のキャンプに松井君を呼んでくれて、休日は一緒にゴルフをしてお話もさせてもらったんですよ。その時は対戦した時の思い出話ばかりだったので、今度ゆっくり、松井君の指導方法を聞いてみたいですね。

テリー もうどこかのテレビ局や新聞社との契約は決まったんですか?

三浦 いえ、いろいろとお話はいただいているんですが、11月いっぱいは球団との契約が残っていますので。決めるのは、そのあとになります。

テリー 明るいキャラクターだから、みんなほっとかないよね。違う形になりますけど、これからも野球を盛り上げてくれることを期待しています。

三浦 ありがとうございます。しっかり勉強して、また横浜のユニホームを着られるように頑張ります!

◆テリーからひと言

 野球ファンみんなに愛された数少ない選手だよね。いつか「番長監督」として絶対戻ってきてほしいな。「目立ってナンボ」の三浦さんだから、その時はリーゼントが見えるシースルーの帽子で登場してよ!

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