スポーツ

国内GI馬8頭が参戦「香港国際競走」4レースを渾身予想!(2)スプリント戦は香港勢が脅威

20161215j2nd-2

「香港カップ」同様、日本馬に注目の集まるレースが「香港スプリント」だ。

 秋山氏によると「基本的には日本馬にとって鬼門のレース」だそうで、香港勢を次のように分析する。

「過去10年で、香港勢が7勝と抜群の成績を残しています。ただ今年は、確固たる中心馬が不在ですから、日本馬も含めて手広くいくべきでしょう」

 中でもラッキーバブルズは、馬券の軸としてオススメだという。

「今年5月、ここと同条件のGIチェアマンズスプリントプライズで、豪のトップホース・シャトーカの2着。そのシャトーカが不在なら、最上位の存在です」

 香港勢の2番手はノットリスニントゥーミーだ。

「前走GIIジョッキークラブスプリントでラッキーバブルズを下して、それまでの1000メートル専用馬のイメージを払拭しました」

 15年の高松宮記念を完勝したエアロヴェロシティや、昨年の勝ち馬ペニアフォビアも怖い存在となる。

「前者は実力なら1番でしょう。ただ心房細動や疝痛などのアクシデントが続き、やや峠を越えた感も否めません。後者は先行力がピカイチです。前が残るような展開であれば‥‥」

 対する日本馬については、牧野氏が解説する。

ビッグアーサーはスプリンターズSで12着に敗れましたが、心配ないですね。放牧先から戻ってきて、態勢は万全です。藤岡調教師が『最後に脚が上がるのは織り込み済み。この追い切りをすることで仕上がる』と話されたように、しっかりと負荷をかけて、いい状態に見えました」

 同馬が海外で走るのは今回が初めて。どんなに実力がある馬でも、初遠征というのは気になるところだ。

「馬の順応性に左右されますよね。当日の馬体重が1つの目安になると思います。大幅に増えていたり、落としている時は疑ってみてもいいかなと」

 同じレースに出走するレッドファルクスも、海外遠征は初めてとなる。

「馬は初めてですが、尾関調教師は昨年もサクラゴスペルで参戦しています。海外遠征に積極的で、キズナの帯同馬だったステラウインドは管理馬。現地に同行して、調教や実戦を経験しているのは心強いですね」

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    ゲームのアイテムが現実になった!? 疲労と戦うガチなビジネスマンの救世主「バイオエリクサーV3」とは?

    Sponsored

    「働き方改革」という言葉もだいぶ浸透してきた昨今だが、人手不足は一向に解消されないのが現状だ。若手をはじめ現役世代のビジネスパーソンの疲労は溜まる一方。事実、「日本の疲労状況」に関する全国10万人規模の調査では、2017年に37.4%だった…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , , |

    藤井聡太の年間獲得賞金「1憶8000万円」は安すぎる?チェス世界チャンピオンと比べると…

    日本将棋連盟が2月5日、2023年の年間獲得賞金・対局料上位10棋士を発表。藤井聡太八冠が1億8634万円を獲得し、2年連続で1位となった。2位は渡辺明九段の4562万円、3位は永瀬拓矢九段の3509万円だった。史上最年少で前人未到の八大タ…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , |

    因縁の「王将戦」でひふみんと羽生善治の仇を取った藤井聡太の清々しい偉業

    藤井聡太八冠が東京都立川市で行われた「第73期ALSOK杯王将戦七番勝負」第4局を制し、4連勝で王将戦3連覇を果たした。これで藤井王将はプロ棋士になってから出場したタイトル戦の無敗神話を更新。大山康晴十五世名人が1963年から1966年に残…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
「メジャーでは通用しない」藤浪晋太郎に日本ハム・新庄剛志監督「獲得に虎視眈々」
2
不調の阪神タイガースにのしかかる「4人のFA選手」移籍流出問題!大山悠輔が「関西の水が合わない」
3
2軍暮らしに急展開!楽天・田中将大⇔中日・ビシエド「電撃トレード再燃」の舞台裏
4
新庄監督の「狙い」はココに!1軍昇格の日本ハム・清宮幸太郎は「巨人・オコエ瑠偉」になれるか
5
【鉄道】新型車両導入に「嫌な予感しかしない」東武野田線が冷遇される「不穏な未来」